こんにちは!
B&Hライター養成講座 講師の中道です。
2022年1月25日10:00~12:00、「B&Hライター養成講座」第159回事例検討会を行いました。
「事例検討会」では、実際の広告事例を元にディスカッション方式で知識を定着し、実務に活かせるを学びます。
ただ薬機法の知識を学ぶだけでは実際の広告を見たときに迷ってしまったり、書けなくなったりという状況が起きてしまいます。
「どのような根拠に基づいていて、なぜこの言い換えなのか?」という論理的な説明ができるようになるために、事例検討会ではディスカッションを行っています。
この記事では、「事例検討会に出た主な相談」と「”免疫力が気になる方へ” は健康食品で表現できる?」についてご紹介します。
もくじ
第159回B&Hライター養成講座 事例検討会に出た主な相談
- 【化粧品】「美肌菌を育てる」広告で表現できる?
- 【化粧品】「クリニックでも使われています」広告表現としてOK?NG?
- 都道府県による薬機法の見解の違いについて
- 【健康食品】オーダーメイドサプリメントのセールスコピーの注意点
- 【健康食品】「免疫力が気になる方へ」広告で表現できる?
- 【健康食品】「記憶力を維持する」広告で表現できる?
事例検討会に参加した受講者の声
事例検討会後の受講生の皆さんの感想をご紹介します。
【】内の点数は、「今日の事例検討会を知り合いにすすめる可能性は10点満点で表すと何点?」という質問に対する皆さんの答えです。
全員に10点満点をいただきました!
神里よしと様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
化粧品の効果効能に関する自分の認識のずれを修正できました。また、化粧品に関する薬機法違反の判断フレームワークもさらに具体的になりました。
参加するたびに大きな学びがあり成長が加速できていると感じます!
参加前の悩みとしては、化粧品に関する薬機法違反の判断基準が不明確でしたが、他の方々が化粧品に対してどういった観点から思考をスタートするのか知ることができました。
Y.G様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
本日は長い時間を要して、制作物へのご意見ご指導をいただき、誠にありがとうございました。
お蔭様で、穴だらけの制作物をクライアント様のお力になれる納品物に仕上げ、納品することができました。
勉強不足を反省し、講座内容の落とし込み、さらに案件の獲得に挑戦していきます。受講前は、制作物がわかりやすい内容になっているか不安でした。
薬機のNGワードへの理解が全く足りないことを感じました。
言い換え表現の提案だけでなく、どうしてそう思うのか、理由をお伝えすることでクライアント様にご納得いただきやすくなる、また関係性を築いて継続案件に繋がることもある、と学びました。
勉強不足を痛感したので、今日の内容を日々のインプットに落とし込みたいです。
G.M様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
中道さんの経験を踏まえての解説から、判断の軸を垣間見ることができました。
参加してみての感想は、事例検討会の場も本番を想定して取り組むことで、実際に案件に着手する時に何に気をつけるべきかを具体的に考えることができると感じました!
薬務課はLP全体で判断するので「乾燥を防ぐことで肌が潤う」という効能効果範囲内の訴求である必要があると学びました。
ターゲットの年齢、性別、悩み、生活に寄り添って言葉を選んだり、使い方に気をはらうことはポイントだと思いました。
カガワレイコ様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
「美肌菌」という56の効能効果に出てこないワードで訴求している広告の場合、どういう論理、手順でOK?NG?を判断していくべきか、1連の流れを理解することができました。
受講前は、前提条件である「美肌菌」というものが肌に存在する、ということが客観的事実なのかどうかを、どのように判断すべきか悩んでいました。
でも、講座内でライターの立ち位置や、責任範囲の考え方なども学ばせていただき解消できました。
広告の提案では、ターゲット層を明確にし、より具体的な情景が浮かぶようなコピーライティングは分かりやすく刺さると改めて思ったので、ペルソナ設定とリサーチが本当に大切だと感じました。
実績がまだない場合の仕事の取り方や、低単価案件を今後の仕事につなげる交渉の仕方など、仕事獲得の悩みについてもヒントをいただき、今回もとても充実した回となりました。
次回までに、流行りの表現を使った広告事例を探したり、判断が難しそうなLPをリライトするなど、学びを加速していこうと思います!
Y.K様【10点】
実際に案件をとっている方の事例で学ぶことができました。
現在、56の効能効果の範囲内での言い換え、での表現力が不足していると感じています。
化粧品は予防であり、根本的な解決表現はNGだという部分は覚えておこうと思います。
案件応募の際、他の人との差別化をどこにするかがポイントであることが分かりました。
お客様の声をもらう、実績とさせてもらうことなど講師の方々の経験談が参考になりました。
今後は、NG表現を改善することで、OK表現となった広告事例などがあれば知りたいです。
次回の事例検討会に向けて、健康食品広告を調べ、言い換えを行うなどをやってみようと思います。
実際の広告事例を元にディスカッションをしたので、学びが深かったようです。
事例検討会では自分の考えや意見を出すので動画やテキストで学んだことがより理解できるようになります。
知識を学び続けるだけでは実務に活かせるスキルは身に付きません。
B&Hライター養成講座では、事例検討会のような学んだ知識をアウトプットする場を多く設けています。
「免疫力が気になる方へ」は健康食品で表現できる?
ここ最近の新型コロナウイルスの流行で、「免疫力」を訴求軸とする商品が増えました。
広告において、「免疫力アップ」「免疫力が気になる方へ」といったキャッチコピーは表現できるでしょうか?
「免疫力アップ」の表現は効能効果にあたるため、健康食品の広告では表現できません。(機能性表示食品等で承認を取っているものは除く)
健康食品は、あくまで栄養補助の目的で使うものとされています。
「免疫力」についてうたった場合は、医薬品的な効能効果の標ぼうとみなされてしまうため注意が必要です。
新型コロナウイルスの流行で誤情報も多く出回っていることから、行政も広告審査も「免疫力」というワードは非常に厳しい基準で見ています。
継続依頼される美容健康分野のセールスライターが身に付けているスキルとは?
継続依頼される美容健康分野のライターになるために必要なスキルの1つに、「ヒアリング力」があります。
私たちライターの役割はクライアントさんのお悩みを解決し、薬機法などに考慮しながら売り上げアップに貢献することです。
そのためには、まずクライアントさんの意向を理解し、詳細な商品の情報を頂く必要があります。
・商品のコンセプトやライバル商品に負けない強みは何か?
・どんな想いで開発を進めたのか?
・どんな方に使っていただきたいのか?
こうした情報を元に、ターゲット層の設定やリサーチを重ね、広告表現の骨組みを作っていきます。
時には、クライアントさんが商品の強みだと思っているポイントと、ターゲット層の求めるポイントがずれてしまっている場合もあります。
もちろんクライアントさんの意向を優先しますが、ライターとしてただ書くだけではなくより売上に繋げるための「提案力」も求められます。
B&Hライター養成講座では、事例検討会やオンライントレーニングでヒアリング力や提案力も高め、継続して仕事をいただける美容健康分野のセールスライターを目指します。
継続して依頼されるセールスライターになれると営業なしで仕事が途絶えずくるようになるので、収入も上がりやすくなります。
ここまで読んでいただき、薬機法やセールスライティングが気になると思われた方は、ぜひこちらをご覧ください!