こんにちは。
B&Hライター養成講座事務局の辻本です。
2021年12月19日10時~12時、「B&Hライター養成講座」の第152回事例検討会を行いました。
事例検討会では、実際の広告や受講生の製作物について、ディスカッションをします。
受け身ではなく、受講生も話し合いに積極的に参加する点も事例検討会の特徴です。
自分で考え、アウトプットをすることは、実際の仕事の場でも活かされます。
この記事では、「事例検討会に出た主な相談」と「ファンデーションの効果、どこまで訴求できる?」についてご紹介します。
もくじ
第152回B&Hライター養成講座事例検討会に出た主な相談
- 【化粧品】LP作成時のターゲット選定とリサーチの重要性
- 【特定商取引法】自動定期購入の注意点
- 特定商取引法に基づく表記は記事LP内にも必要?
- 〇〇はプログラム医療機器に当たる?
- エステサロンの広告、マッサージは表現できる?
- 運動の物理的効果、どこまで言える?
事例検討会に参加した受講生の声
事例検討会参加後の受講生の感想をいくつかご紹介します。
【】内の点数は「今日の事例検討会を知り合いにすすめる可能性は10点満点で表すと何点」という質問に対する回答です。
R・S様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
旬な話題も踏まえ、他の方の案件を製作途中で見ることができ、他ではない貴重な時間となっているため。
2時間ではありますが、毎回丸一日研修しているかのような情報量だと感じています。
仕事の分野は多岐にわたり、視点を広げることが必要。
また自己紹介の重要性についても改めて認識を高めました。
K・T様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
ポジショニングの重要性とポジショニング設定のためのリサーチがいかに大切か再認識できたから。
目標設定と行動計画の重要性、毎日の行動に落とし込む必要性。
時間が無いなりにも、しっかりビジョンと信念、志を持って進んでいこうと心に決めました。
K・A様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
事例だけでなく、ライターの仕事の幅広さやお客様の期待を上回るには?というような講座の内容以上のお話を伺えたので。
ターゲットを絞りきる事の大切さ。
今の30代女性の考えをリアルで聞けた。
エステでの関わり方を自分の中で整理できた。
S・A様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
実際に起きている案件を共有させていただいたこと。
仕事に対する考え方や実情など毎回ためになる内容ばかりでありがたいです。
今日と昨日の仕事獲得サポートにも参加してみて、自分の進む方向性を定められたこと。
M・S様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
どんな案件でもリサーチがとにかく大切だと改めて学べました。
実際の事例をもとに、色々な方の意見が聞けて勉強になりました。
自分のポジショニングについて考えるきっかけをいただきました。
ファンデーションの効果、どこまで訴求できる?
今回の事例検討会では、最近話題のとあるファンデーションのLPについてディスカッションをしました。
事例検討会は、複数の専門家や商品のターゲット層の意見が聞ける貴重な場。
ファンデーションのLPについてのディスカッションも盛り上がり、非常に参考になる意見が飛び交いました。
ファンデーションの場合、物理的なメイク効果により肌を美しく見せることに関しては訴求できます。
メーキャップ効果の基本的概念 色彩により、覆う、隠す、見えにくくする等の物理的効果であり、事実の範囲内で化粧品 の定義の範囲を逸脱しない表現については化粧品の効能効果の範囲に係わらず表示し、広告 することを可能とする。
引用:メーキャップ化粧品の広告表現について(平成25年4月8日 日本化粧品工業連合会 )
また、化粧品の効能効果に関する使用前・使用後の図面、写真の比較については、保証表現となるため認められていません。
しかしファンデーションの場合、メーキャップ効果として「化粧例」「仕上がり感」の比較写真を使用することに関しては認められています。
化粧品の効能効果に関する使用前後の比較については、保証表現となるので認められていない。
ただし、口紅の色の説明やファンデーション、アイシャドウ等によるメーキャッ プの効果を、素顔との比較によって「化粧例」或いは「仕上がり感」として示すことは差し支えないものとする。
引用:メーキャップ化粧品の広告表現について(平成25年4月8日 日本化粧品工業連合会 )
具体的には下記のような表現が認められています。
- シミ、ソバカスをきれいに隠し、お肌を白くみせてくれます
- お肌のシミを見えにくくカバーします
一方、メーキャップ効果が明確でなく、美白パウダーでシミ、ソバカスが消えてなくなるなど治療的な効能と誤認を与える表現は認められてみません。
ファンデーションの広告ではメーキャップ効果について表現できますが、肌自体が変わるような表現は薬機法に抵触する恐れがあるので気をつけたいですね!
今回は2021年最後の事例検討会でした。
今年一年間で実施された事例検討会の回数を数えてみると50回。
毎回5件前後の事例が取り上げられているので、単純計算にはなりますが年間260件もの事例に触れたことになります。
薬機法や景品表示法に関わる美容健康分野は知識のアップデート、事例を把握しておくことが大切です。
クライアントに「過去にも同じような表現で指摘を受けている事例があります」など事例を元に伝えるとわかりやすく信頼を得ることができます。
来年も事例検討会では多くの事例についてディスカッションをしていきます。
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B&Hライター養成講座の事例検討会は、薬機法やセールスライティングのノウハウだけではなく、実際の事例を元にクライアントさんの売り上げアップに貢献するために必要な「マーケティングの観点」や「仕事をする上で意識すべき点」など幅広く学べる場です。
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