商品の価格設定方法について【B&Hマーケター実践講座第10回事例検討会】

2022年4月1日14時~16時「B&Hマーケター実践講座」の第10回事例検討会を行いました。

マーケター実践講座の事例検討会は、仕事をしていく中で悩んだことや、どのようにマーケティングをすればさらにクライアント様のお役に立てるかといった内容を相談できる場です。

今回も、クライアント様と交わす契約書の内容についてや、新商品を通販で販売したいと考えているクライアント様からの相談事例についてなど、内容の濃いディスカッションが行われました。

この記事では「事例検討会に出た主な相談」と、「商品の価格設定方法」についてご紹介します。

 

第10回B&Hマーケター実践講座事例検討会に出た主な相談

  • 契約書の内容について
  • 商品の価格設定方法について
  • 価格設定が高すぎる場合のご提案について

 

事例検討会に参加した受講生の声

事例検討会参加後の受講生の感想をいくつかご紹介します。

【】内の点数は「今日の事例検討会を知り合いにすすめる可能性は10点満点で表すと何点」という質問に対する回答です。

渡部 早紗さん【10点】

【上記の点数をつけた理由】

頭を抱えていた事例についてご意見いただけたため。

【事例検討会で解決できたこと・気づき】

契約書の事例は今後のやり取りでも発生しうる内容だと思いました。

売る場所を変える発想や原価率・送料・商品の容器についてなど、これから商品に携わる際に視野を広げてチェックしていきたいです。

ご提案にも価値があること、自分が得た知識の価値を下げないように心がけていきたいです。

S・Sさん【10点】

【上記の点数をつけた理由】

顧問契約書の記載周りで質問できたから。

【事例検討会で解決できたこと・気づき】

非弁行為になるか否かの判断が弁護士さんの中で違うこと。

M・Sさん【10点】

【上記の点数をつけた理由】

今後自分も当たる可能性が高いケースに対する対応方法を知ることが出来たため。

【事例検討会で解決できたこと・気づき】

自分たちの仕事は法律的なOK・NGチェックをするのではなくライティングやマーケティングなどのプラスαの部分がメインであること。

時代に合わせて契約書内容も見直しが必要であること。

価格設定の方法や通販向きではない商品の特徴や提案方法は大変勉強になった。

M・Jさん【10点】

【上記の点数をつけた理由】

契約書の細かな点や弁護士さんによっての判断の違いについて知れたため。

マーケターの価値について考えることができたため。

講師の長年の経験から知り得る情報や、専門的な知識を持つ受講者の方からの情報が即現場で活かせる内容であるため。

【事例検討会で解決できたこと・気づき】

契約書に記載されている文言については、弁護士によって判断が異なることがある。

売れづらい商品の売り方をディスカッションすることで様々なリアルな意見を知ることができた。

商品のポテンシャルの測り方や配送など、細かいが外せないことについても分かった。

商品の価格設定方法について

ライター・マーケターとして活動していると、クライアント様から商品の価格設定についてご相談をいただくこともあります。

価格設定が相場よりも高すぎたら売れないのはわかりやすいと思いますが、実は安すぎても売れないのです。

極端に安い価格設定の場合、

「ラッキー!」と思って買われる方もいるかもしれませんが、

「他はこれくらいの値段なのに、こんなに安いのはちょっと不安…」と思い買われない方も実際にいます。

それでは、購入してもらいやすい商品の価格設定はどのように行うべきなのでしょうか?

 

方法としてはふたつあります。

ひとつは市場リサーチ、もうひとつは消費者アンケートの実施です。

アンケート方法はクラウドソーシングを利用しても良いですし、調査会社に依頼するのも良いでしょう。

「こういう商品があるのですがどれくらいの金額だったら買いたいですか?」と簡単な質問で良いのです。

 

量産できる商品の場合のリサーチ方法のひとつに感情価格決定法があります。

感情価格決定法のやり方は、価格の部分を空欄にしたセールスレターを見込み客に見せて以下のようなアンケートを行います。

アンケート内容
  1. あなたの意見では、この商品が「安すぎて品質が心配だ」と感じる価格はいくらですか?
  2. あなたの意見では、この商品が「これは安い」と感じはじめる価格はいくらですか?
  3. あなたの意見では、この商品が「高いが買う価値がある」と感じる価格はいくらですか?
  4. あなたの意見では、この商品が「買うには高すぎる」と感じる価格はいくらですか?

上記4つの質問に具体的な金額を入れてもらった後、回収します。

②と③の中間が一番売りやすい価格になるというのが感情価格決定法です。

この結果をグラフにまとめると、最も収益化が期待できる上限価格と、最もお客様が集まる下限価格がわかり、売りやすい価格範囲がはじき出せます

 

乳酸菌飲料などのすでに多くの商品が市場に出回っているものに関しては、

消費者の中でも「大体これくらいだよね」と金額のバイアスがかかるため、より一層リサーチをしっかり行ったうえで価格設定を行わなければなりません。

 

B&Hマーケター実践講座の事例検討会では、このようにクライアント様から実際にいただくご相談内容についてどうご提案できるかを議論し、学ぶことができます。

 

商品価格が決定した後も、通販サイトでの販売であれば梱包材費や送料、広告費なども考慮しないといけませんよね。

エステサロンや美容院、薬局などの店舗で販売するものと、通販サイトで販売するものとでは売り方も異なります。

リサーチだけではなく、生産から販売、その先のお客様に届くまでを一括して考えられる力を養えるのも、講座の魅力のひとつです。

 

セールスライター、マーケターとしてお役立ちしたい方へ

B&Hマーケター実践講座では、セールスコピーライティング×薬機法に加えてマーケティング視点からのアドバイスもできるライターを目指し、活動しています。

マーケティングに悩まれているクライアント様は多くいらっしゃいます。

マーケティングを理解できていれば、ライティングだけでなく、自分はこういうことでもお役に立つことが出来ますとご提案の幅も広がりますよ。

薬機法ができることが価値の本質ではありません。

薬機法ができることの先のスキルを身につけ、それを発信し、知ってもらうことが大切です。

 

ただ書けるだけのライターではなく、マーケターとしてもクライアント様のお役に立つことができるライターを目指しませんか?

 

B&Hマーケター実践講座が気になる方は、ぜひ江良までTwitterでDM、もしくはお問合せからご連絡ください。

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