新型コロナウイルス関連の検査キット、広告での注意点は?【B&Hライター養成講座 第4回事例検討会(上級編)】

B&Hライター養成講座事務局の辻本です。

2021年11月8日14時~16時、「B&Hライター養成講座」の第4回事例検討会(上級編)を行いました。

上級編はB&Hライター養成講座の選抜メンバーで、薬機法だけでなくマーケティングなど専門性の高い内容をより深くディスカッションできる場です。

講師や受講生が過去に経験した事例について情報共有できるのも事例検討会の魅力です。

この記事では、「事例検討会に出た主な相談」と「新型コロナウイルス関連の検査キット、広告での注意点は?」についてご紹介します。

【上級編】第4回B&Hライター養成講座事例検討会に出た主な相談

  • 【クラウドファンディング】成立するための応募文とは?
  • 開発秘話と薬機法
  • ターゲット選定の必要性
  • 【雑貨】ガンの検査キットはOK
  • インスタクラム投稿、ハッシュタグも薬機法対象に!
  • インフルエンサーマーケティングの今後は?

今回の事例検討会上級編に参加後の受講生から、後日嬉しい声が届きました。

前回上級編にて質問させていただいた内容につき、本日お打ち合わせさせていただきました。

新たな提案をさせていただき、クラウドファンディングページ全体についてのご依頼をいただくことになりました。

改めてヒアリングすると、〇〇さんが言っていたようにとてもあんな文字数でおさまる想いではなく…いかに浅はかな文章だったかが浮き彫りになりました。

普段は依頼の範囲から、自分が口を出していいことじゃない…とチェックならチェックのみしかせずにお返しするのですが今回ご提案してみるとあっさりと、むしろ食い気味にお願いしますと言ってくださり驚きました。

皆さんからご意見をいただけ、ほんの少し成長できました。

提供できる“価値”にきっちり重みをつけてお客様に返せるよう今後も精進したいと思います。

長くなりましたが、どうしてもお礼が言いたかったので。

大変貴重なご意見をいただけて感謝しています。ありがとうございました!

事例検討会では、「クライアントに合った最善の案」についても深くディスカッションします。

その結果、クライアントが満足する提案ができ、仕事の継続依頼にもつながります。

【新型コロナウイルス関連の検査キット】広告での注意点は?

今回の事例検討会では先日販売された「がん検査キット」や「新型コロナウイルス関連の検査キット」、「遺伝子検査キット」などについてディスカッションしました。

近年関心の高い新型コロナウイルス関連の検査キットには「体外診断用医薬品」「研究用抗体検査キット」「研究用抗原検査キット」があります。

体外診断用医薬品の抗原検査キットは国が承認した医療用の抗原検査キットです。

研究用抗体検査キットは「新型コロナウイルス感染症の診断に使用できない」、研究用抗原検査キットは「新型コロナウイルス感染症の診断に用いることを目的としていない」ため、 体外診断用医薬品には該当しません。

 

消費者庁は、新型コロナウイルスの検査キットの表示に関して景品表示法違反の恐れがあるとし、研究用抗原検査キットの販売事業者2社、抗体検査キットの販売事業者3社に対し、行政指導しています。

新型コロナウイルス研究用抗体検査キットの行政指導の対象となった事例

・「このキットはIgM + IgGの複合検査により、早期、中期、後期の各 期をカバーでき、各期の感染者を正確に発見できます。」

・検査キットを図示した画像と共に、「陽性反応 COVID-19に感染し ていることを示します。」

・「新型コロナウイルスに感染しており、現在感染活動期であると考えられま す。IgG抗体を産生している可能性があります。」

引用:新型コロナウイルスの検査キットの販売事業者5社に対する行政指導について 

新型コロナウイルス研究用抗原検査キットの行政指導の対象となった事例

・「厚生労働省承認済み【国内唯一】」

・「厚労省令で定める医療機器届出番号1●B●X●●●00●●00●0 1」 (※実際の表示では番号が明記されているもの)

・「ご注意ください!!唯一、認可され輸入が許されている商品です。」

引用:新型コロナウイルスの検査キットの販売事業者5社に対する行政指導について 

上記のように、「研究用抗体検査キット」「研究用抗原検査キット」は新型コロナウイルス感染症の診断を行うことが可能である旨の広告・販売は不可となるので広告制作時は注意が必要です。

事例検討会で美容健康分野の知識をアップデート・マーケティングスキルも磨く

薬機法や景品表示法に関わる美容健康分野で活躍するためには常に最新の情報を掴む必要があります

事例検討会では事例を元に、薬機法や景品表示法など最新の情報についてディスカッション。

常に知識のアップデートができる環境が整っています。

 

さらにマーケティングについても意見を出し合うため、実践力が養われます。

過去に経験したケースをもとに情報共有や意見交換ができるのも事例検討会の魅力です。

「事例検討会が気になる!」という方はぜひこちらをご覧ください。

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