私は「プロモートビジネス」という初見ワードに興奮しつつも混乱していた。
「プロモートビジネスができるとこんなことができるようになるのだけど興味あるかい?
無一文から2年で億単位の売上を稼ぐようになる。
事業を急成長させながら、家族を連れて5週間ハワイでバカンスを楽しめる。
ウソのような話だけど、これは本当なんだ。」
『・・・』
正直、私はこのとき半信半疑でした。
『もちろん、そんな実績を手にしたいです。ただ・・・正直に言って誰もができることなのでしょうか?』
大富豪はまたにっこりと笑った。
「良いポイントだね。たしかに、どんなに魅力的なビジネスだとしても、自分にできないのであれば意味がない。
ただ、プロモートビジネスは誰にでもできるのがポイントなんだ。
その前に1つ、例を紹介しよう。」
■Appleが成功できた理由
「Appleって知っているよね?なぜ、Appleは成功できたのだと思う?」
『スティーブ・ジョブズがいたから』
彼は言った。
「たしかに、それはそう。実は彼の働き方こそプロモーターとも言える。
ただ、必ずしもプロモーターが表舞台に出る必要は無いんだ。
その前に・・・」
そう言って彼はAppleが上手く行った理由を説明してくれました。
ポイントをまとめると、結果がでるビジネスには2種類の役割の人が介在している、と。
・物事を創り出す人
・物事を広める人
そして、後者こそがプロモーターなのだと。
「SONYでは井深さんが商品を開発し、盛田さんがウォークマンをアメリカに売り込んだからこそ成功した。
HONDAでは、町工場のおやじと自称していた本田宗一郎さんが技術を創り、経営と販売を藤沢さんという方が仕切っていた。
Appleも同様に、スティーブ・ウォズニアック氏というパソコン開発の天才がいた。」
これを聞いた当時の私。
なるほど、確かに言われてみればそうなのかもしれないと感じました。
私はもともと製薬会社の研究職出身。まさに「物事を創り出す人」でした。
製薬業界の場合、MRという医者に薬の説明をするプロフェッショナル職があり、まさにその職こそが物事を広める人なわけです。
日本には中小企業だけで400万社以上。
フリーランスも含めればもっともっと数はいる。
そうすると可能性しかないなと思っていたときに、彼はさらにこう続けました。
■物事を創れる人はたくさんいても、広められる人は少ない
「世の中にはさまざまな商品・サービスを創っている企業・個人がいる。
だけど、企業の廃業率を知っているかい?
10年で9割。
これが現実だ。」
つまり、彼が言いたかったことはこうだった。
廃業するのは、お金がないから。
お金がないのは、売れないから。
どんなに良い商品・サービスであっても、知られなければ売れない。
「だからこそ、広めることができる人はすごく需要があるわけだね。
しかも最初に『誰でもできる』と言ったことを覚えているかい。
例えばそうだな、江良くんの趣味はなんだい?」
『そうですね、ゲームでしょうか。』
「ものすごく面白いゲームがあったとき、ゲーム好きな友だちにどう伝える?」
『めちゃくちゃ面白いゲーム見つけたけど知ってる??って最初に言うと思います。』
「それこそ、物事を広めていることに他ならないと思わないかい?」
『たしかに・・・』
最初は半信半疑だったものの、ここで確信に変わりました。
とはいえ、ゲームを広めるのとビジネスを広めるのではちょっと違う。
そう思っていたら、さらに彼はこう続けたのです。
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