面談をしているとこんなことを聞かれることがあります。
「江良さんはなぜ講座をやろうと思ったのですか?」
「江良さんが一人でやった方が早くないですか?」
もともと講座がやりたい!と思って今のビジネススタイルになったわけではなく、自分の理想を実現したいと考える最短ルートが講座という形でした。
今日はこれについて回答します。
もくじ
事の発端は、シゴトが来すぎること
薬機法ライティングを始めようと思ったもともとのきっかけは、自分ブランドの化粧品の拡販をしたかったから。
この話はまた別の機会にでもお伝えしますが、当時は化粧品の加齢臭対策石けんを売っていました。
その際に「薬機法」と「ライティングの限界」ですごく悩んだんです。
そしてたどり着いたのが『薬機法ライティング』
おかげさまでこのコンセプトは最初からすごくヒットし、立ち上げ当初から上場企業から問い合わせを多数頂けるほどでした。
ただ、すぐに問題が発生。
それが受けられるキャパシティの問題。
立ち上げ半年もすると継続の依頼も増え、新規の依頼はほぼ断り続けました。
1年近く新規のシゴトを断り続けた結果、ある日秘書に言われた一言。
「もう私が断るの嫌なので、今度から自分で断ってくださいね」
なるほど…。
断った依頼の金額はどんなに少なく見積もっても数百万円はありました。
それ以上に私が思ったのが「必要としてくれている人にサービスを提供できていない」という申し訳なさ。
これが、一人だけでなく規模を拡大していこうと思った最初のきかっけです。
だけど、外注はハードルが高かった…
最初は知り合いのライターさんに声をかけて対応していたのですが…
・誤字脱字がひどすぎる
・結局薬機法を理解していないので修正で余計に手間がかかる
・手間はかかるけど報酬は払う必要がある
というなかなかの悪循環に(^^;)
皆さん悪い方ではないのですが、外注トライしていたときは本当に精神的に苦しかったです。
ある一人のライターさんとの出会いが転機に
それが薬剤師でもあった田中さんでした。以前は広報的な活動もしていましたが、現在は完全に裏方として活動しています。
田中さんに対してOJTで薬機法ライティングのスキルを伝えたところ、めきめきと成長してどんどんシゴトを任せられるように。
そのときにこう思ったんです。
『なるほど、持つべくは共通言語なんだな』と。
それであれば、講座のような形にしてもっと多くの人に薬機法ライティングを学んでもらうことが良いなと思ったんです。
そうすることで、結果として私が当初から掲げている
- 薬機法クリーンな業界の実現
- コンサルタント・ライターの価値向上
が達成できると考えたわけです。
そうして、2018年の1月からモニターという形で講座がスタート。
当初はたったの5名からのスタートでした。
それが今ではおかげさまで低価格の入門講座まで含めると累計で軽く500名以上に受講いただいています。
無料にしない理由とは?
「広めたいなら無料で提供すればいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。
実際、2021年に入って薬機法の基本的なコンテンツはすべてYouTubeで無料で出していくことにしました。
今まで企業研修などでやっていたのと同じような内容をお伝えしているので、薬機法の基本を学びたいだけであればYouTubeで十分学んでいただけます。
私が講座自体を無料にしない理由はシンプルで「覚悟・やる気のない人にお伝えしても結果は出せない。それならば、その方のためにならない」と思っているからです。
実際、試しに無料で基本講座をやってみたこともありましたが、当日無断キャンセルする方が複数いるなど、お互いにとって良くないなとも感じています。
また、ノウハウだけならYouTubeで出しているように伝えることもできますが、講座で手にしていただきたいのは『体験価値』です。
私はこの体験価値に非常に重きを置いていて、実際に受講生さんから評価をいただけているのもまさにこの体験価値だと考えています。
B&Hライター養成講座で目指すところ
私が最終的に目指すところは講座ビジネスではないですし、さらに先を見据えて今は講座を運営しています。
11月に入って私が講師を退任しようと思ったのも先を見据えての決断です。
B&H Promoter’sとして実現したいのは『マーケティングがわかる薬機法ライター集団として日本一を作り上げること』
そのために、今後は厳しい基準をもうけた認定制度も準備中です。
2021年も残りわずかですが、まだまだ駆け抜けます(^^)