(2016/8/18配信分)
今日は「 オリジナル化粧品 創りへの道」です。試作の段階まで来ると、いよいよ製品化まであと一歩!!
前回お伝えしたように、「試作」はコンセプトと同じぐらい大事なステップなので、決して手を抜かないようにするのがポイントです。
とはいえ、主観だけで「これはイイ!!」と思って製品化しても、「評判がイマイチ・・・」ということはあるわけで・・・
今日は、そんなことにならないように、『試作品で売れる販促物のネタを集めるアンケート方法』についてお伝えします。
もくじ
アンケートは最初に想定したターゲットに書いてもらうのが理想的
アンケートをお願いする人としては、「理想のターゲット」であることが望ましいです。
たとえば、肌のカサカサが気になるという人をターゲットにした商品であれば、「肌がカサカサ」という悩みを持っている人にアンケートをお願いします。
化粧品の場合、その場で使ってもらってすぐに実感できるものであればイイですが、なかなかそうはいかないケースも多いです。
理想的には、最低でも1週間ほど使ってもらって評価してもらうのが良いです。
もちろん、友人・家族・スタッフに試してもらうこともOK
と、これはあくまで理想論なので、周りの友人や家族に使ってもらうのはもちろんOK!
アンケートを依頼した人があまり親しい間柄でない場合は、どうしても遠慮が入って厳しいコメントを書きづらくなります。(匿名なら別ですけどね)
セミナーなどでアンケートを書いたことがある方はわかると思いますが、実名でアンケートを書く場合って、相手のことを気にしてしまい、『本当は微妙だったんだけどなぁ・・・』と思っても、当たり障りのない言葉を選んで書いていませんか?
そういった意味では、身近な人ほど遠慮のない意見をくれるので非常に参考になります。
アンケートで聞くべき5つの内容
そして、次のポイントは、質問する内容です。
ワタシは化粧品の試作アンケートに限らず、セミナーなどでも、次の5つの質問をするようにしています。
(2)この商品を使う前にどのようなことで悩んでいましたか?
(3)この商品を使って解決できたことは何ですか?
(4)この商品をどのような人にお勧めしたいですか?
(5)これがあればもっといいと思うことはありますか?
化粧品に限りませんが、(1)の質問の平均点が8点を超えるとOK、7点を超えていれば十分商品になるレベルです。
もし、点数が低い場合であれば、(5)で改善点が見つけられるはずなので、改善すべき項目をまとめていきます。
改善点が集まったら、試作を依頼したOEM先にフィードバックをして、再度試作を依頼します。
すると、2~3週間後にまた試作品が届くので、同じようにアンケートをしてもらいます。その際は同じ方に評価してもらうと改善点が改善できているかどうか判断しやすいです。
試作~アンケートを1回やると1ヶ月かかる。期間には余裕を持とう
このシリーズで何度もお伝えしているように、基本的に試作1回で理想の製品ができあがることはまずありません。
1回の試作品の製造に2~3週間、アンケートを1週間程度見込むと、合計で1ヶ月ほど期間が必要になります。
「急いで発売したい!」という場合はかかる期間にも気をつけましょう。
では次回は、『アンケートからチラシなどの販促物に繋げる方法』についてお伝えします!
現在、これまで配信した内容を体系化+αしたものを特典として準備中ですので、そちらもお楽しみに(^_-)