看護師からライターへ|資格・臨床経験を「選ばれる理由」に変えてシゴトを創る方法

看護師の資格・臨床経験を「選ばれる理由」に変え、書く力や提案力を活かしてシゴトを創る方法を紹介する画像
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「この働き方を、この先10年、20年続けられるかな」夜勤やシフト勤務、体力面への不安。子育てとの両立を考えたとき、そんなことが頭をよぎる看護師さんもいると思います。

そこで選択肢のひとつになるのが、これまで積み上げてきた看護師としての知識や経験を活かす「ライター」というシゴトです。

看護師経験は、ライターとして大きな強みになり得ます。ただし、看護師資格があるだけで案件を次々と獲得できるわけではありません。医療知識に、書く力、リサーチする力、相手の意図を汲み取る力、提案する力を掛け合わせて、はじめて「あなたにお願いしたい」という価値になります。

この記事では、未経験から何を学び、どう制作見本を創り、看護師経験を案件獲得につなげていけばよいのかを具体的にお伝えします。

実際に、文章を書くことが苦手な状態からスタートし、看護師経験を医療系のシゴトへ変えていった事例も紹介します。看護師を辞めるか、続けるか。その二択だけではありません。これまでの経験を、別の場所でも活かせるようにする。そのための一歩として、ライターという働き方を見ていきましょう。

この記事の要点
  • 看護師資格そのものより、臨床で積み重ねた経験が強みになる:医療知識だけでなく、患者さんがどこで迷うのか、医師の専門的な説明をどう噛み砕くのかといった経験を、制作へ変えることができます。
  • 看護師だから案件が取れるわけではない:専門性に、ライティング、リサーチ、根拠確認、ヒアリング、提案を掛け合わせ、依頼者にとって「お願いする理由」を創ることが必要です。
  • 未経験なら、学び切るより小さく実践する:経験を棚卸しし、Webライティングの基本を学び、制作見本を創る。そのうえで案件へ提案し、フィードバックを受けて直す循環を回しましょう。

看護師ライターとは?看護師経験を活かして文章・コンテンツを創るシゴト

看護師ライターとは、看護師として得た医療知識や臨床経験を活かし、医療・健康などの情報を読み手に伝わる文章やコンテンツへ変えるライターです。

「ライター」と聞くと、パソコンに向かって記事を書く人を想像するかもしれません。

もちろんWeb記事を書くシゴトもありますが、それだけではありません。医療機関のWebサイト、患者さん向けのコンテンツ、取材記事、広告、メルマガなど、コトバが必要になる場所にはさまざまな制作があります。

看護師ライターと医療ライターの違い

医療ライターは、医療や健康分野を扱うライターの総称として使われます。一方、看護師ライターは、そのなかでも看護師資格や看護師としての経験を持つライターを指すことが多いです。

つまり、「看護師ライターだから看護師向けの記事しか書けない」というわけではありません。

疾患や治療に関する情報、患者さん向けの解説、医療機関の情報発信、看護師採用やキャリアに関するコンテンツなど、自分の経験を起点に制作の幅を広げられます。

看護師ライターが関われる制作物

たとえば、次のような制作が考えられます。

制作物看護師経験を活かせる場面
医療・健康系Web記事医療知識を理解し、読み手に合わせて整理して記事を書く
クリニック・医療機関サイト医療者が伝えたい内容を患者さん向けに噛み砕いて書き、集患に繋げる
患者さん向けコンテンツ患者さんが不安になりやすい点を踏まえて説明する
取材記事医師や医療従事者へのヒアリング内容を理解・整理し、読み手に伝わるコトバで記事を書く
看護師採用・キャリア記事現場経験をもとに、看護師の悩みや働き方を理解し、採用や新たなキャリアに繋がる記事を書く
広告・メルマガ医療・健康領域の知識を踏まえて情報を整理し、案内したい商品サービスに繋がる表現を創る

大事なのは、「何を書けるか」だけではなく、「これまでの経験を使って、誰に何を伝えられるか」です。

看護師ライターのシゴトについては、「看護師ライターのシゴトとは?看護師経験を活かせる案件と始め方」もご参考にしてください。

看護師を続けながら副業で始めることもできる

ライターになるからといって、すぐに看護師を辞める必要はありません。本業を続けながら副業として始め、制作経験や継続案件が増えてから今後の働き方を考える方法もあります。

むしろ、現場にいるからこそ分かる患者さんの悩みや医療者の感覚が、制作で活きるケースもあります。「看護師か、ライターか」ではなく、「看護師経験の活かし方を増やす」と考えると、選択肢はかなり広がります。

看護師の副業については、「看護師の副業は何がおすすめ?資格・経験を活かしてシゴトにつなげる方法 」もご参考にしてください。

看護師経験がライターの強みになる3つの理由

看護師ライターの強みは、「看護師」という資格名そのものではありません。医療者と患者さんの両方を見てきた経験を、「正確に理解し、分かりやすく伝える力」へ変えられることにあります。

看護師さん自身にとっては当たり前すぎて、強みだと気づきにくい部分でもあります。

医療情報を理解するための土台がある

医療記事を書くとき、専門用語を知っているだけで十分というわけではありません。何が重要な情報なのか。どこを確認しなければいけないのか。似ている用語にはどんな違いがあるのか。

こうしたことを理解する土台として、看護師としての学習や臨床経験が活きます。もちろん、自分が経験していない診療科や疾患については改めて調べる必要があります。ただ、医療情報を読み解く土台があること自体が大きな強みです。

患者さんが「分からないポイント」を知っている

看護師のシゴトでは、医師から説明を受けた患者さんから、あとで質問される場面もあると思います。「先生がこう言っていたんですけど、どういう意味ですか?」「結局、家に帰ったら何に気をつければいいんですか?」専門家から見れば十分な説明でも、患者さんからすれば分からない。そんなズレを何度も見てきた経験は、ライターになったときにも活かせます。

たとえば「塩分制限が必要です」と書くだけではなく、読み手が実際の食事や生活をイメージできるところまで説明する。これは、単に医学知識を持っているだけではなく、患者さんがどこでつまずくかを知っているからできることです。

医師・医療機関へのヒアリングで経験が活きる

医師や医療従事者へ取材するときにも、看護師経験は活きます。専門的な説明の背景を理解できれば話の本意を汲み取りやすくなりますし、「この部分は患者さんには伝わりにくいかもしれない」と気づいて追加で質問することもできます。

実際にFUNADEの看護師受講生事例でも、医師の専門的な話を理解し、その内容を患者さんに伝わる表現へ変える力が制作につながっています。

看護師としての経験ライターとして提供できる価値
患者指導読み手がつまずく点を想定できる
家族対応本人以外が抱える不安にも気づける
医師との連携専門的な説明の意図を理解しやすい
多職種連携複数の立場から情報を整理できる
臨床経験実際の生活場面を踏まえて考えられる
FUNADE

2018年から8年以上運営するFUNADEの考え方
看護師資格は、間違いなく強みになります。ですが、本当に価値があるのは資格証に書かれた「看護師」という4文字だけではありません。

患者さんが何に不安を感じるのか。ドクターの説明のどこで理解が止まるのか。家族はどんなコトバをかけられたとき安心するのか。臨床で何度も見て、聞いて、考えてきたはずです。
そこに書く力を掛け合わせることで、はじめて「あなたにしか書けない」「あなたに聞いてほしい」というシゴトになります。資格を増やす前に、今持っている経験を一度全部広げてみてください。

看護師の副業については、「看護師の副業は何がおすすめ?資格・経験を活かしてシゴトにつなげる方法 」もご参考にしてください。

看護師資格だけではライターのシゴトにならない

看護師資格はライターとしての専門性になりますが、資格だけで継続的に選ばれるわけではありません。ここは、看護師ライターを目指すなら早い段階で知っておきたいところです。

「看護師なら医療記事を書けるでしょう」と考えてしまうと、実際の制作で戸惑う可能性があります。

「医療を知っている」と「伝えられる」は別の力

ライターには、読み手が何を知りたいのかを考え、情報を取捨選択し、順番を組み立て、読み手に届くコトバへ変える力が求められます。

たとえば患者さんへの口頭説明が得意でも、そのままWeb記事を書けるとは限りません。

Webでは、

  • 誰が検索しているのか
  • 何に悩んでいるのか
  • どこまで説明すれば理解できるのか
  • どの順番なら読みやすいのか

まで考えて構成します。

「知識がある」と「コンテンツにできる」は、別の力なんです。

医療情報だからこそリサーチ・根拠確認を怠らない

自分が看護師だからといって、記憶だけで医療記事を書くのは避ける必要があります。医療情報は更新されることがありますし、自分の勤務先では当たり前だった対応がすべてのケースに当てはまるとも限りません。

だからこそ、信頼できる情報源を探し、根拠を確認し、自分の知識と照らし合わせるリサーチ力が必要になります。看護師経験は「調べなくてもいい理由」ではなく、「調べた情報を深く理解するための土台」と考えるほうがよいでしょう。

広告まで扱うなら関連ルールも学ぶ

医療・ヘルスケア分野では、制作内容によって薬機法や医療広告に関するルールなどへの理解が必要になる場面があります。記事を書く力だけでなく、「この表現を使ってよいのか」「どこまで言えるのか」を確認する視点も必要です。

公開前には、扱う媒体・商品・サービスに応じて最新のルールを確認しましょう。

つまり、看護師資格+読み手理解+リサーチ+構成+文章+根拠確認+コミュニケーションここまで掛け合わせて、ライターとしての価値になっていきます。

文章が苦手でも、最初からすべてできる必要はありません。実際に文章が苦手な状態から、制作・添削・修正を繰り返し、シゴトへつなげた看護師さんもいます。大事なのは「向いているか」を考え続けることより、必要な力を一つずつ身につけることです。

看護師がライターになる5ステップ

看護師ライターを始めるなら、最初からすべてを学ぶ必要はありません。ライターのシゴトは、Web記事を書くことだけではなく、広告や商品・サービスの紹介ページ、メルマガ、SNSなどにも広がっています。

ただ、どの制作でも基本になるのは同じです。「誰に、何を、どう伝えるか」を考え、実際に創ってみること。

まずは次の5ステップから始めてみましょう。

1.どんな働き方をしたいか考える

最初に、「ライターになりたい」だけでなく、その先の働き方を考えます。

たとえば、

  • 看護師を続けながら副業したい
  • 子育てと両立しながら在宅で働きたい
  • 将来はライターのシゴトを増やしたい

などです。

最初から独立を目指す必要はありません。今の生活に合わせて、無理なく始められる形を決めましょう。

2.看護師経験を棚卸しする

次に、これまで経験してきたことを書き出します。「内科5年」「訪問看護3年」といった経歴だけではなく、

  • 患者指導
  • 家族対応
  • 退院支援
  • 医師とのやり取り
  • 多職種との連携

なども立派な経験です。

さらに、「どんな患者さんの悩みをよく聞いてきたか」「難しい内容をどう説明してきたか」まで考えてみてください。こうした経験は、医療記事だけでなく、健康サービスの広告やクリニックの紹介ページなどを創るときにも活かせます。

3.文章の基本と「読み手を考える力」を学ぶ

ライターには、読みやすい文章を書く力だけでなく、読み手を考える力も必要です。

たとえば、
「この人は何を知りたいのか」
「何に不安を感じているのか」
「どんな順番なら伝わりやすいのか」
を考えます。

商品やサービスを紹介する文章なら、「どんな人に、どんな魅力を伝えるのか」も考えます。文章の型を覚えるだけではなく、相手に伝わるコトバを考えることを意識してみましょう。

4.制作見本を創る

基本を学んだら、自分で制作見本を創ってみます。実案件でなくても構いません。

たとえば、

  • 患者さん向けの医療記事
  • クリニックの紹介ページ
  • 健康サービスの広告
  • 看護師向けサービスを紹介する文章

などです。

このとき、「誰に向けて創ったのか」「何を伝えたいのか」まで考えておくと、文章だけでなく、自分の考え方も見せやすくなります。

5.案件へ応募・提案する

制作見本ができたら、実際の案件へ応募してみましょう。提案するときは、「看護師です」「文章を書けます」だけで終わらせないことがポイントです。

たとえば、「患者さんへの説明経験を活かし、専門的な内容を分かりやすく整理できます」のように、分の経験が相手にどう役立つのかまで伝えます。

最初からうまくいかなくても問題ありません。応募する。制作する。フィードバックを受ける。直す。この繰り返しで、少しずつできることを増やしていきます。

学ぶ → 創る → 提案する → 直すまずは、この流れを一度経験することから始めてみましょう。

記事制作からスタートしても、その先には広告やWebサイト、メルマガなど、コトバを使うさまざまなシゴトがあります。最初から自分の可能性を「記事を書く人」だけに限定せず、看護師経験をどこで活かせるか考えていくことが大切です。

実績ゼロの看護師が案件を獲得するには?「資格」ではなく提供価値を伝える

看護師ライターの提案では、資格や経歴の長さより、「その経験を使って、依頼者のどんな課題を解決できるか」を伝えることが大切です。

実績がないと、つい資格や職歴をたくさん書きたくなります。ですが、依頼者が知りたいのは経歴そのものではありません。「この人にお願いしたら、何をしてもらえるのか」です。

「看護師歴○年」だけでは選ばれる理由にならない

たとえば、「看護師として循環器内科に5年間勤務していました」だけでは、経験は分かっても、依頼するメリットまでは見えてきません。そこで一段変換してみます。

「循環器領域で患者指導をしてきた経験を活かし、専門的な医療情報を、患者さんが日常生活までイメージできる表現へ整理できます」ここまで伝わると、「何に役立つ経験なのか」が見えてきます。

経歴だけの伝え方提供価値まで伝える
循環器内科5年です循環器領域の情報を患者さんの生活場面まで落とし込んで整理できます
訪問看護を経験しました在宅療養する本人・家族双方の不安を踏まえたコンテンツを考えられます
患者指導をしていました専門情報を理解度に合わせて噛み砕く経験があります

経歴を書いてはいけないわけではありません。その経歴が「相手にどう役立つのか」までセットにする、ということです。

制作見本で「実際に何が創れるか」を見せる

実績がないときほど、制作見本が役立ちます。「看護師なので医療記事を書けます」と伝えるより、実際に創った記事を見てもらうほうが早いですよね。さらに、完成した文章だけでなく、

  • どんな読み手を想定したか
  • 何をリサーチしたか
  • なぜこの構成にしたか
  • どの情報を重視したか

まで整理できると、文章の裏側にある考え方も伝わります。FUNADEの受講生事例でも、制作見本だけでなくリサーチやコンセプトを整理した資料が案件獲得につながっています。

提案文は依頼者が得たい未来から考える

提案文でありがちなのが、自分の話から始めてしまうことです。「看護師歴○年です」「ライティングを勉強しました」「責任を持って対応します」もちろん必要な情報ではありますが、それだけでは依頼者からすると「それで、何をしてくれる人なんだろう」で終わってしまいます。

提案するときは、相手の目的から逆算します。患者さん向けの記事を必要としているなら、「患者さんが理解しやすい記事を創ることで何に貢献できるか」。医師への取材記事なら、「医療知識を活かしたヒアリングによって何を引き出せるか」。

自分が伝えたいことではなく、依頼者が知りたいことから考えるわけです。

FUNADE

2018年から8年以上運営するFUNADEの考え方

「看護師を11年やってきました」「○○科で働いていました」。もちろん大切な経験ですが、依頼者からすれば、その次が知りたいんですよね。

その経験があるあなたにお願いすると、何が変わるのか。
患者さんにも分かる記事になるのか。医師への取材がスムーズになるのか。医療従事者にしか拾えない違和感を見つけられるのか。

FUNADEでは、経歴を並べることより、相手のゴールから逆算して自分の経験を「役に立つ価値」に置き換えることを大切にします。
そこまでできると、看護師資格は単なる肩書きではなく、選ばれる理由になります。

案件ソウゾウ力については、「単価が上がる「案件ソウゾウ力」とは?“書く依頼を待つ”から“シゴトを創る”ライターへ」もご参考にしてください。

看護師ライターとして収入・単価を上げるなら「書ける範囲」を広げる

看護師ライターが単価を上げる方法は、記事を速く大量に書くことだけではありません。専門知識に、ヒアリング・企画・提案を掛け合わせ、依頼者に提供できる範囲を広げることも一つの方向性です。

文字数ではなく依頼者への貢献範囲を広げる

ライターの報酬を見るとき、「1文字いくら」「1記事いくら」だけに目が向きやすいかもしれません。ですが、本来依頼者が必要としているのは「文字」ではなく、何かしらの目的を達成するためのコンテンツです。

記事へのアクセスを増やしたい。
患者さんに正しく情報を届けたい。
クリニックの考えを分かりやすく伝えたい。
採用応募者へ現場の魅力を届けたい。

そう考えると、ライターが関われる範囲は文章執筆だけではありません。

医療知識×ヒアリング×コトバで差が生まれる

たとえば医療機関のWebサイトを制作するとします。渡された資料を文章にするだけなら、担当範囲は執筆です。

一方で、「院長は何を大切にしているのか」「患者さんは何を不安に感じているのか」「他の医療機関との違いは何か」をヒアリングし、必要なコンテンツを考え構成まで提案できれば、担当範囲は大きくなります。そこに看護師としての医療理解があれば、より深く話を聞ける可能性もあります。

記事制作から企画・提案まで関われるようになる

シゴトの幅は、次のように考えることができます。記事執筆 → 構成 → 取材・ヒアリング → 企画 → 提案すべてを一度にできるようになる必要はありません。まず記事が書けるようになったら構成も考えてみる。次は取材を経験してみる。そうやって少しずつ、依頼者へ提供できる価値を増やしていきます。

また、SEO記事だけでなく、取材記事、医療機関サイト、患者さん向けコンテンツ、LP、メルマガなどへ視野を広げる方法もあります。「○○ライティング」を次々と覚えるというより、その土台にある「誰に、何を、どう伝えるか」を使いこなせるようになる。

この考え方があると、媒体が変わっても経験を活かしやすくなります。文章量を増やすだけではなく、依頼者への価値を増やす。これが、看護師ライターとしてシゴトの幅や単価を考えるときの一つの軸です。

未経験から看護師経験を活かして1件20万円超の依頼につながった実例

FUNADEには、文章を書くことが苦手だった状態から、看護師経験を医療系制作の強みへ変え、1件20万円を超える依頼につなげた事例があります。

ただし、ここで見てほしいのは「看護師なら20万円の案件が取れる」という話ではありません。どんな過程を経て、経験がシゴトへ変わっていったのかです。

「文章が得意だったから」ではない

この事例の看護師は、看護師・CRCとして医療業界で11年の経験がありました。一方、もともと文章を書くことが得意だったわけではありません。働き方を考えるきっかけの一つになったのは、子育てとの両立、いわゆる「小1の壁」でした。

病院以外でも看護師資格を活かせるシゴトを持ちたい。そこからライティングを学び始めています。最初からスムーズに文章を書けたのではなく、制作し、添削を受け、修正する。その積み重ねで力をつけていきました。

看護師経験×リサーチ×制作見本が選ばれる理由になった

案件獲得では、単に「看護師です」と伝えたわけではありません。制作見本を創り、さらにリサーチやコンセプトを整理したうえで、自分が何を考えて制作したのかを見せています。

看護師として持っていた医療知識や経験に、ライティング、リサーチ、制作を掛け合わせていったわけです。その結果、医療系の制作へつながり1件20万円を超える依頼にもつながりました。

BeforeProcessAfter
医療業界11年の経験があるWebライティングを学ぶ医療系制作へ
文章を書くのが苦手制作・添削・修正を繰り返す制作力を高める
病院以外の働き方を模索制作見本・リサーチ資料を創る案件獲得へ
看護師・CRC経験経験を提供価値へ変える1件20万円超の依頼につながった事例も

働き方そのものも変わった

この事例から分かるのは、看護師経験を捨てて別のシゴトを始めたのではない、ということです。11年間積み重ねてきた経験を、別の形で使えるようにした。そこが大きなポイントです。

高松さんの事例については、「未経験から、看護師資格を活かして1件20万円超えの依頼も受注できるように!【ただのライター講座ではなく、自分の人生を創っていく講座でした】」もご参考にしてください。

AI時代に看護師ライターが選ばれるために必要なこと

AI時代の看護師ライターに必要なのは、AIより速く文章を書くことではありません。看護師経験を活かして人から情報を引き出し、誰に何をどう伝えるかを判断し、必要な制作を提案できる力です。

「正しく書く」だけで終わらない

AIを使えば、文章のたたき台を創ったり、情報を整理したりできる場面は増えています。だからこそ、「正しい情報を分かりやすい文章にする」だけでは、ライターとして差を創りにくい場面も増えていくでしょう。

では、人は何をするのか。その一つが、文章になる前の情報を集めることです。

誰に聞くのか。何を質問するのか。どこにその人・企業だけの経験があるのか。読み手が本当に困っているのは何なのか。文章を書く前のヒアリングやリサーチに、ライターの価値があります。

看護師だからこそ聞ける・気づけることを増やす

たとえば医師へ取材するとき、看護師経験があることで専門的な話を理解しやすくなるかもしれません。患者さん向けのコンテンツなら、「ここは専門家には当たり前だけど、患者さんは分からないだろうな」と気づけることもあります。

AIに対抗して文章を書くのではなく、自分だから拾える情報を増やす。ここに、専門職ライターの強みがあります。

書く人から、シゴトを提案できる人へ

さらに一歩進めると、「依頼された文章を書く人」だけではなく、「この課題なら、こういうコンテンツが必要ではありませんか」と提案できる人を目指せます。記事だけでは伝わりにくいなら、取材を入れる。

患者さんが迷っているなら、よくある質問を整理する。医療機関の特徴が伝わっていないなら、院長へのヒアリングからコンテンツを考える。こうなると、ライターの役割はかなり広がります。

FUNADE

2018年から8年以上運営するFUNADEの考え方

AIが文章を書けるようになったから、「ライターになって大丈夫かな」と不安になる人もいると思います。

だからこそ、FUNADEでは文章を書くことだけをゴールにしません。
看護師として人の話を聞いてきた力。相手がうまく説明できない不安を汲み取ってきた経験。専門的な情報を患者さんに合わせて伝えてきた経験。
それらを、ヒアリングや企画、提案、制作へ広げていく。

「書く人」になるだけではなく、コトバを使って相手の課題を解決できる人になる。
そこまで視野を広げれば、看護師として積み上げてきた時間はこれからのシゴトを創る材料になります。

看護師ライターについてよくある質問

看護師ライターになるために資格は必要ですか?

ライターそのものになるために、看護師とは別の必須資格があるわけではありません。

ただし、医療・健康情報を扱うなら、看護師資格があるだけで十分とも言えません。

根拠を確認するリサーチ力、読み手に誤解なく伝える文章力、構成力なども必要です。扱う制作物によっては、広告表現に関する知識が必要になることもあります。

「新しい資格を取ればライターになれる」と考えるより、まずは今持っている専門性に「伝える力」を掛け合わせるところから始めましょう。

文章を書くのが苦手でも看護師ライターになれますか?

文章が得意ではないことだけで、看護師ライターを諦める必要はありません。

FUNADEの受講生さんにも、文章を書くことが苦手な状態から、制作・添削・修正を繰り返して案件獲得につなげた看護師さんがいます。

ただし、「苦手なままで大丈夫」という意味ではありません。実際に書き、フィードバックを受け、直す練習は必要です。

文章力を才能として考えるより、「制作して修正することで伸ばしていく力」と考えると、次にやるべきことが見えやすくなります。

看護師ライターはどんな案件を受けられますか?

医療・健康系のWeb記事だけでなく、クリニックサイト、患者さん向けコンテンツ、取材記事、看護師採用・キャリア記事などが考えられます。

経験を積めば、広告、メルマガ、企画などへ制作範囲を広げる方法もあります。

自分が経験した診療科だけで案件を限定するのではなく、「自分の経験を使って、誰のどんな課題を解決できるか」で考えてみてください。

看護師ライターは副業でもできますか?

副業から始めることは可能です。ただし、案件には納期や修正対応があるため、「休日に時間ができたら書こう」だけでは続けにくい場合があります。

まずは、1週間のうち何時間をライター活動に使えるのかを確認してみてください。学習時間だけではなく、リサーチ、制作、案件探し、提案、修正の時間まで含めます。

本業を続けながら始める場合は、勤務先の副業に関するルールも確認したうえで、自分が無理なく対応できる範囲から始めましょう。

実績がない場合はどうやって案件を取ればいいですか?

実案件だけが実績ではありません。

想定案件を決めて制作見本を創り、「どうリサーチし、なぜこの構成・表現にしたのか」まで説明できる状態を創る方法があります。

特に看護師の場合は、診療科や経験年数だけを書くのではなく、その経験を使ってどんな制作ができるのかを制作物で見せることが大切です。

制作見本を一つ創ったら、それを完成品として放置するのではなく、フィードバックを受けて改善していきましょう。

看護師資格があれば高単価案件を取りやすいですか?

看護師資格だけを理由に、高単価になるとは限りません。

専門知識は強みですが、依頼者が費用を払うのは「資格を持っていること」そのものではなく、その経験を使って課題を解決してもらうためです。

記事執筆だけでなく、ヒアリング、リサーチ、構成、企画、提案まで提供できる範囲を広げることは、単価を考える一つの方法です。

「何文字書いたか」だけではなく、「依頼者にどこまで貢献できるか」という視点を持ってみてください。

AIが普及しても看護師ライターを目指す意味はありますか?

AIが文章を創れるからこそ、「情報を文章にするだけ」では差を創りにくくなっています。

一方で、患者さんが感じる不安を理解する、医師から詳しい話を引き出す、依頼者がまだ言語化できていない強みや課題を見つける、といった部分には人の経験が活きます。

AIを避ける必要はありません。

AIを使えるところでは使いながら、人だからできるヒアリング、リサーチ、判断、企画、提案へ自分の役割を広げていくことが大切です。

FUNADE

2018年から8年以上運営するFUNADEの考え方

看護師からライターを目指すとき、「もっと資格を取らないと」「もっと文章が上手にならないと」と、新しく何かを足すことばかり考えてしまうことがあります。

もちろん学ぶことは必要です。ですが、その前に一度見てほしいのが、すでに持っている経験です。患者さんの話を聞いてきたこと。うまく説明できない不安を汲み取ってきたこと。医師の専門的な説明を噛み砕いてきたこと。家族と話したこと。多職種の間に立って調整してきたこと。

それらは、本人にとっては「看護師なら普通にやること」かもしれません。ただ、場所が変われば価値になります。

FUNADEで大切にしているのは、経験をそのまま経歴として並べることではありません。専門性×書く力×相手を理解する力×提案力×実践
を掛け合わせ、相手に必要とされる形へ変えていくことです。

学習だけで止まらず、制作してみる。見てもらう。直してみる。案件へ提案する。そうやって経験がシゴトへ変わっていきます。

看護師経験を捨てずに、活かせる場所を増やそう

看護師ライターになることは、看護師として積み上げてきたものを捨てて、ゼロから別のシゴトを始めることではありません。医療知識、患者さんとのコミュニケーション、家族対応、医師との連携、多職種との調整。これまで「看護師なら普通」と思っていた経験を、別の場所でも必要とされる形へ変えていく働き方です。

ただし、資格だけでシゴトになるわけではありません。書く力、読み手を理解する力、リサーチ、根拠確認、ヒアリング、提案。必要な力を身につけ、実際に制作して、相手に見せていく必要があります。

看護師資格とコトバの力を掛け合わせれば、今までの経験を活かして収入に繋げられます。

看護師経験を「知識」で終わらせず、シゴトとして必要とされる価値へ変えたい方へ

この記事を読んで方法は分かった。だけど、実際に自分の経験をどう強みに変えるのか、一人では判断しにくい人もいると思います。

FUNADEでは、書く力だけでなく、リサーチ・ヒアリング・制作・提案まで、実際にシゴトへつなげるところを重視しています。

まずはFUNADEの関連コンテンツを読みながら、自分の経験を棚卸しするところから始めてみてください。さらに体系的に学び、制作へのフィードバックを受けながら実践したい場合は、B&Hライター養成講座の情報も無料体験ウェビナーで確認できます。

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