こんにちは。
B&Hライター養成講座事務局の辻本です。
2022年2月13日10時~12時、「B&Hライター養成講座」の第165回事例検討会を行いました。
事例検討会では、日々の仕事の中で出てくる薬機法・医療広告ガイドラインなどを読んでも解決できない悩みについて講師がわかりやすく解説します。
さらに法律を理解するだけで終わるのではなく、過去に経験したケースをもとに情報共有や意見交換ができるのも事例検討会の魅力です。
この記事では、「事例検討会に出た主な相談」と「【医療広告】バナー広告のクリック先Webページは限定解除できる?」についてご紹介します。
もくじ
第165回B&Hライター養成講座事例検討会に出た主な相談
- 医療広告ガイドラインとバナー広告
- 商標登録されている成分の表示について
- 美容メディアの動線確認の重要性
- ヒアリングと提案でクライアントの期待を超える!
事例検討会に参加した受講生の声
事例検討会参加後の受講生の感想をいくつかご紹介します。
【】内の点数は「今日の事例検討会を知り合いにすすめる可能性は10点満点で表すと何点」という質問に対する回答です。
K・T様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
医療広告とバナー広告について整理することができたから。
【事例検討会で解決できたこと・気づき】
クライアントさんとの薬事の意識感を一致させる必要があること。
そのためのヒアリングと提案は大切だということ。
小さな信頼積み重ねていけるような仕事をするべきであること。
S・A様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
足りない知識の箇所が再認識できたから。
【事例検討会で解決できたこと・気づき】
医療広告はバナー広告との関係性もあるが、トリガーとなる箇所を定めることや媒体の審査はまた別であることを踏まえておく。
自分の中で医療広告に対する立ち位置を明確にできた。
結果を出す人は能力が高い人ではなく、行動した人と当たり前を愚直にやれた人。
ヒアリングする際に本音を話すためには雑談から入り、セールスをしない自己開示が仲良くなるポイントの一つ。
S・M様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
自分の読解力では良くわからない部分をわかりやすく解説していただき理解できたため。
【事例検討会で解決できたこと・気づき】
バナーで飛んだ先は患者自らが求めて閲覧しているため色々と書ける余地がある、ヒアリングと提案が大事、相手の期待を超える価値の提供、雑談の大切さ
E・T様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
仕事をする上で、相手の方に関心を持つことが大切だという事が再認識できたから
【事例検討会で解決できたこと・気づき】
医療広告ガイドラインは、自分で求めて入手する情報については限定解除ができる。
仕事については、オンライン上であっても人間関係の上で成り立っている。
相手に関心を持ちリサーチすることも大切。
雑談により、仕事の話もスムーズに進む。
規定を超えた仕事をした上での提案が有効。
T・H様【10点】
【上記の点数をつけた理由】
医療広告について改めて整理できた
【事例検討会で解決できたこと・気づき】
問題は記事ではなく、メディアの立ち位置や編集の意向にも目を向けるべきでした。
上部の仕事では次に繋がらないこと、何度も聞いているのにまたやってしまったなと…愚直にがんばります。
【医療広告】バナー広告のクリック先Webページは限定解除できる?
バナー広告はWebページ上の広告枠に表示される画像や動画形式の広告です。
バナー広告を読者がクリックをすることでLP・記事LP・ホームページなど閲覧して欲しいWebページに誘導することができます。
医療広告では広告できる事項を限定した場合、詳細な診療内容など患者さんが求める情報が提供できなくなる可能性があるため「患者さんが自らから求めて入手する情報」は限定解除要件を満たした場合、広告できる事項の限定が解除されます。
医療広告をバナー広告に掲載したい場合、バナーのリンク先のWebページは限定解除可能なのでしょうか?
医療広告のバナー広告に関して、「医療広告ガイドラインに関するQ&A」では、下記のように記載されています。
なお、従前はバナー広告にリンクした医療機関のウェブサイトはバナー広告と一体的に取り扱うこととされていましたが、改正医療法施行後はバナー広告にリンクした医療機関のウェブサイトであっても、リンク先の医療機関のウェブサイトは患者等が自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイトになりますので、広告可能事の限定解除要件を満たした場合には、広告可能事項の限定を解除可能です。
引用:平成30年8月 医療広告ガイドラインに関するQ&A
改正医療法施行後はバナー広告にリンクした医療機関のウェブサイトは「自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイト」と判断されるため限定解除の要件を満たした場合には、広告可能事項の限定を解除できます。
広告制作では広告に関わる法律だけを理解すれば良いというわけではありません。
医療広告の場合も他の広告同様媒体によって審査基準が異なります。
各媒体の審査基準の特徴を把握しておくことも大切です。
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