こんにちは。FUNADE|B&Hライター養成講座 主宰の中道麻智子です。
AIの進化により、読みやすく整った文章を短時間で作れるようになりました。その変化を見て、
「ライターの仕事は、いずれAIに奪われるのでは?」
「このまま記事を書き続けていて、将来も稼げるのだろうか」
と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、これからもコトバを使うシゴトはなくなりません。ただし、正しい文章を書くだけのライターは、選ばれにくくなると考えています。
AI時代に求められるのは、読み手に、
「何それ?」「もっと知りたい」「なんだか面白い」と思ってもらえるコトバを創れる人です。私は、そんな人を新しい職業「コトバツカイ」と呼んでいます!
今回の記事では、コトバツカイについてや、人だからこそ創れる表現についてお伝えします。
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正しい文章を書くだけでは選ばれにくい理由
AIが得意なのは、情報を整理し一般的な型に沿って文章をまとめることです。
たとえば、
- Web上の情報を整理した記事
- 読みやすく整えられた説明文
- よく使われる型に沿った広告文
- 無難にまとまったキャッチコピー
などは、AIでも作れるようになりました。もちろん、情報を正しく伝えることは必要です。特に美容や健康、医療などの分野では、情報の正確性や根拠を確認する力を欠かすことはできません。
ですが、正しい情報を正しくまとめることだけを価値にしていると、ほかのライターやAIとの違いを伝えにくくなります。そして、人は正しいものだけに心を動かされるわけでもありません。
わかりやすい例が、『ドラえもん』に登場する出木杉くんとのび太くんです!笑
出木杉くんは、勉強も運動もできる優等生です。一方、のび太くんは失敗ばかり。ドラえもんの道具を思いもよらない方法で使い、毎回のように事件を起こします。
正しさでいえば、出木杉くんの圧勝!
それでも多くの人が、のび太くんの行動に笑ったり、ハラハラしたり、応援したくなったりします。そこには、次に何が起こるかわからない面白さがあるからです。
文章や広告も同じ。間違ってはいないしわかりやすく書かれているけれど、どこかで見た表現ばかりでは、読み手の心には残りません。
読み手の心を動かすのは「予定調和を崩す表現」
予定調和とは、物事が予想したとおりに進み、想定どおりの結末を迎えることです。たとえば、映画を観ていて、最初の10分で結末がわかってしまったら、続きを観たい気持ちは弱くなりますよね。
広告も同じです。
ライター講座の広告に、「文章力を身につけて、理想の働き方を叶えませんか?」と書かれていたとします。間違った表現ではありませんが、読み手は何度も見たことがあるためその後の展開まで予測できてしまいます。
「はいはい、最後に講座へ申し込んでくださいと言うんでしょ」と思われたら、商品の説明まで読んでもらえません。商品やサービスがあふれている今、最初に必要なのは、詳しい説明ではなく興味を持ってもらうことです。
そのためには、「何それ?」「そんな考え方があるの?」と思ってもらえる、予定調和を崩す表現が必要です。
たとえば、私たちはFUNADE|B&Hライター養成講座を、「“ライター”を育てないライター講座」と表現しています。ライター講座なのに、ライターを育てない。一見すると矛盾している。
ここでいう“ライター”には、英語の「right=正しい」という意味を重ねています。正しいだけの文章を書く人ではなく、人の心を動かすコトバを創れる人を育てる。
その考えを、少し違和感のある表現によって伝えています。
ウィットに富んだ面白さは、ふざけることではない
予定調和を崩すと聞くと、
「面白いことを言わなければいけないの?」
「広告でふざけたら失礼にならない?」
と思う方もいるかもしれません。
ですが、必要なのは単に奇抜なことを言ったり、笑わせたりすることではありません。大切なのは、ウィットに富んだ面白さです。
ウィットに富んだ面白さとは、知性や機転があり、思わずクスッと笑ってしまうような気の利いた表現のこと。
ただ面白いだけではなく、
「うまいこと言うな」
「その捉え方はなかった」
と感じてもらえる表現です。
この感覚を知るうえで参考になるのが、『生協の白石さん』です。ライターさんにめちゃくちゃおすすめなので、ぜひ読んでみてください!

学生から寄せられる自由な質問や無理難題に対して、白石さんは真面目な姿勢を崩さず、少し視点をずらした回答を返します。ふざけているわけでも、相手を傷つけているわけでもありません。
真面目に答えているのに、なぜかクスッと笑ってしまう。この真面目さとズレの両立が、ウィットに富んだ面白さです。
真面目な人でも面白い表現は身につけられる
ここまで読んで、「面白い表現はなかなか思いつかない」と感じた方もいるかもしれません。
ですが、大丈夫です!!私自身も、もともとは超真面目で正しい表現しか創れず、コピー作成などが苦手なタイプでした。
学校や親から言われたことを守り、決められた道をコツコツ進むことは得意でした。一方で、起業して自分の商品やサービスを届けようとしたときには、その真面目さが壁になってしまったんです。
正しい表現しか選べない。
キャッチコピーを考えても、どこかで見たような言葉になる。
ユーモアのある先輩たちを見て、「自分はつまらない人間なのでは」と悩んだ時期もあります。
そんな私を変えてくれたのは、環境でした。世の中にないコトバを創る人や、真面目な話にもユーモアを加えられる人と過ごす中で、
「こんな表現の作り方があるんだ」
「このくらい自分を出してもいいんだ」
と、少しずつ自分の殻を破れるようになりました。
面白さは、生まれ持った才能だけで決まるものではありません。面白い表現に触れ、なぜ面白いのかを考え、実際にライティングに落とし込んで試す。その積み重ねによって育てられます。
予定調和を崩す表現を身につける3つの方法
1.面白い表現を分解する
面白い広告やSNS投稿を見つけたら、「面白かった」で終わらせず、なぜ心が動いたのかを考えます。
たとえば、
- 真面目な内容に意外な言葉が使われている
- 一般的な意味とは違う定義をしている
- 読み手が予想する結末を裏切っている
- ふざけた質問に、あえて真面目に答えている
- 二つの言葉や意味を掛け合わせている
など。面白さを分解すると、感覚だけに頼らず、自分の文章にも応用しやすくなります。
2.最初に思いついた言葉を疑う
最初に思いつく言葉は、ほかの人も思いつきやすい言葉です。
たとえば、
「理想の未来」
「自分らしい働き方」
「あなたの可能性を広げる」
といった表現など。これらが必ず悪いわけではありませんが、そのまま使う前に、
「ほかの商品名に入れ替えても成立しないか」
「この商品だから言える表現になっているか」
「読み手が『何それ?』と思う要素を加えられないか」
と問い直してみてください。
3.面白い人やコトバに触れる
自分一人で考えていると、自分の中にあるコトバしか出てきません。本、小説、映画、広告、芸人さんの会話、街中の看板など、さまざまな表現に触れてみましょう!!
特に、自分にはないユーモアや視点を持った人がいる環境に入ると、表現の幅が広がります。
大切なのは、いきなり正しさ脱却しようとすることではありません。これまでなら選ばなかった言葉を、一つだけ試してみる。その小さな挑戦から始めてみることがおすすめです。
ライターのその先にある新しい職業「コトバツカイ」
これから求められるのは、依頼された文章をただ書く人ではありません。コトバを使って人の心を動かし、クライアントさんの悩みを解決できる人です。
FUNADEでは、そんな人を「コトバツカイ」と呼んでいます。コトバツカイになれば、シゴトは記事執筆だけに限られません。
- キャッチコピー
- ランディングページ
- メルマガ
- チラシやパンフレット
- 動画台本
- SNS投稿
- 商品やサービスのネーミング
- 講座や事業のコンセプト設計
コトバが必要な場所には、シゴトを創り出せる可能性があります。
さらに、
「この商品なら、こんな伝え方ができます」
「お客さまの悩みを解決するために、この制作物も必要です」
と提案できれば、文章を書く作業者ではなく、クライアントさんの事業を一緒に前へ進めるパートナーになれます。
AI時代だからこそ、人にしか創れないコトバを
AI時代に生き残るために必要なのは、AIより速く文章を書くことではありません。AIを使わず、すべて自力で書くことでもありません。
正しさや情報整理にはAIの力も借りながら、そこに自分の視点や経験、ユーモアを加えることです。
正しいだけの文章から、一歩外へ出る。
予定調和な表現を、少しだけ崩してみる。
自分だからこそ創れるコトバを探す。
その積み重ねが、「この人にお願いしたい」と選ばれる理由になります。
ライターのその先へ。人の心を動かすコトバを使い、クライアントさんの成果にも貢献しながら、自分自身も楽しんで働く。そんな新しい職業「コトバツカイ」を、一緒に目指していきましょう!!
FUNADE|B&Hライター養成講座では、コトバを使って人の心を動かし、楽しみながら稼ぎ続けるための考え方や実践方法をお伝えしています。
「正しい文章を書く毎日から卒業したい」
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