こんにちは!B&Hライター養成講座 主宰の中道麻智子です。
B&Hライター養成講座では、受講生さんの制作物を添削する「シゴトが獲れる制作シャトルラン」を開催しています。
5月の添削では、メルマガ、チラシ、LP構成、ワイヤーフレーム、薬機法対応など、実案件に近い制作物をもとにフィードバックを行いました。
今回の添削を通して見えてきたのは、シゴトにつながる制作物に必要なのは、ただ文章をきれいに整える力だけではないということです。
読み手の心を動かすコトバ選び。
商品やサービスの価値を伝える設計力。
薬機法などのルールを守りながら、訴求力を落とさない調整力。
そして、クライアントやデザイナーに伝わる資料作成力。
こうした力を総合的に磨いていくことで、ただ「書ける人」ではなく、「成果に貢献できるコトバツカイ」へ近づいていけます。
この記事では、5月の制作シャトルランで行った添削内容をもとに、ブログを読む方も実践できる制作ノウハウをまとめます。
1. メルマガは「件名」と「冒頭」で読まれるかが決まる
メルマガの添削で特に重要だったのが、件名と冒頭です。
どれだけ本文に良い内容が書かれていても、そもそも開封されなければ読まれません。そのため、件名では読み手が「自分のことかも」と感じるコトバを入れることが大切です。
たとえば、可能であれば件名や冒頭に名前を入れるのも一つの方法です。名前が入ることで、自分に向けられたメッセージのように感じやすくなり、開封や読み進めるきっかけになります。
また、冒頭ではすぐに本題に入るのではなく、読み手が抱えている悩みや状況に寄り添うことが大切です。たとえば、読み手がリアルに悩んでいることや日常で感じていることを言語化すると、文章への没入感が高まります。
実践ポイント
メルマガを書くときは、本文から考えるのではなく、まず次の3つを整理しましょう。
- 誰に届けるメルマガなのか
- 読み手はどんな悩みや欲求を持っているのか
- 最終的にどんな行動をしてほしいのか
この3つが決まると、件名・冒頭・本文・CTAの流れがブレにくくなります。
2. ゴールからギャクサンしないと、読者の行動につながらない
今回の添削では、メルマガやランディングページにおいて「最終的に何をしてほしいのか」からギャクサンする重要性も伝えました。
たとえば、資料をダウンロードしてもらうことが目的のメルマガであれば、本文では「ダウンロードしたくなる理由」を積み上げる必要があります。読み手に行動してもらうためには、文章の中で正しいことを伝えるだけでは足りません。
その文章が、ゴールに向かって読み手の気持ちを動かせているかが重要です。
実践ポイント
制作物を作る前に、必ず次の質問に答えてみましょう。
- この制作物の最終ゴールは何か
- 読み手にどんな行動をしてほしいのか
- その行動をしたくなる理由は本文内にあるか
- 逆に、行動しなくても満足してしまう内容になっていないか
文章は、ただ情報を並べるものではありません。読み手の気持ちをゴールまで運ぶための導線として、こだわって考えましょう!!
3. キャッチコピーは「商品特徴」だけでなく「未来」を見せる
ランディングページやチラシの添削では、キャッチコピーの創り方も大きなテーマでした。よくある失敗は、商品の特徴だけを並べてしまうことです。
たとえば、保湿ミストであれば、
「72時間保湿」
「独自成分配合」
「高浸透設計」
といった特徴があります。
もちろん、これらは大切な情報ですが、読み手が本当に知りたいのは、その特徴によって自分の生活がどう変わるのかです。
「夕方になってもツヤ肌が続く」
「鏡を見るたびに気分が上がる」
「乾燥を気にせず、人前でも自信を持てる」
このように、商品を使った先の未来まで表現できると、読み手は商品を自分ごととして捉えやすくなります。
実践ポイント
キャッチコピーを作るときは、次の順番で考えるのがおすすめです。
- 読み手の悩みや欲求を洗い出す
- 商品ならではの特徴を整理する
- 悩み・欲求と商品特徴が重なる部分を見つける
- その先にある未来を言葉にする
キャッチコピーは、ただ目立つコトバやそれっぽい表現を創ることではありません。「読み手が欲しい未来」と「商品が持つ価値」をつなぐコトバを創ることです。
4. 「他の商品でも言えること」は弱いコピーになる
今回の添削では、「その表現は他の商品でも言えるのでは?」という視点も多く出てきました。
たとえば、
「うるおいのある肌へ」
「毎日を健やかに」
「理想の自分へ」
このような表現はきれいですが、どの商品にも使えてしまいます。どの商品にも使える言葉は、読み手の印象に残りにくく、クライアントさんの商品ならではの価値も伝わりません。
大切なのは、商品の独自性を拾い上げることです。
- なぜこの商品でなければいけないのか
- 他の商品と何が違うのか
- その違いによって、読み手にどんなメリットがあるのか
ここまで言語化してはじめて、コピーに説得力が生まれます。
実践ポイント
自分のコピーを見直すときは、次の質問をしてみましょう。「このコピーは、競合商品にもそのまま使えてしまわないか?」
もし使えてしまうなら、まだコトバが浅い可能性があります。商品の特徴、開発背景、成分、製法、実績、お客様の声などを見直し、その商品だからこそ言える表現に磨いていきましょう。
5. 薬機法対応は「よくある言い換え」だけで終わらせない
美容・健康系の制作では、薬機法対応も重要です。ただし、薬機法に配慮しようとするあまり、訴求力が弱くなったり、前後の文脈が不自然になったりすることがあります。
今回の添削でも、薬機法でNGになりそうな表現を言い換えた後に、文章全体の流れや読みやすさを確認する必要があると伝えました。
薬機法対応は、NG表現を避けるだけでは不十分です。言い換えた後に、
- 同じコトバが繰り返されていないか
- 前後の文脈が自然につながっているか
- 読み手にとって魅力が伝わる表現になっているか
- 音読して違和感がないか
まで確認する必要があります。
実践ポイント
薬機法対応が必要な制作物では、最初から「売れる表現」と「法規制対応」を同時に完璧にやろうとしすぎないことも大切です。
慣れないうちは、
- まずはセールスライティングとして思い切り魅力的に書く
- その後、薬機法上リスクのある表現を調整する
- 最後に全体の流れ・テンポ・訴求力を見直す
という順番がおすすめです。
最初から薬機法とセールスライティングを両立しようとすると、魅力が伝わらない文章になりやすくなります。人はマルチタスクは苦手なので、まずはセールスライティングで思いっきり書く→薬機法対応をする。の順番で慣れることがおすすめです。
まずは読み手が欲しくなる表現を作り、そのうえで適切に調整していきましょう。
6. チラシは1〜2秒で判断される。コピーと見出しにこだわる
チラシの添削では、見出しやキャッチコピーの重要性も伝えました。チラシは、読者にじっくり読んでもらえるとは限りません。むしろ、1〜2秒で「読むか、捨てるか」を判断されることもあります。
そのため、最初に目に入るコピーや見出しが弱いと、本文まで読まれません。読み手が気になるベネフィットを見出しにすると、内容に興味を持ってもらいやすくなります。
実践ポイント
チラシやランディングページの見出しを創るときは、次の視点で見直しましょう。
- 読み手が思わず目を止めるコトバになっているか
- 商品の特徴ではなく、読み手のメリットが伝わるか
- その見出しだけで続きを読みたくなるか
- 無難な表現で終わっていないか
見出しは、本文への入口です。入口が弱いと、どれだけ良い本文を書いても読まれにくくなります。
7. ワイヤーフレームは「デザイナーさんが迷わない資料」にする
今回の添削では、ワイヤーフレームの創り方についても具体的なフィードバックをしました。
ワイヤーフレームは、文章や構成を整理するだけの資料ではありません。デザイナーさんに「どこを強調してほしいのか」「どこが見出しなのか」「どこで余白を取るのか」を伝えるための設計図です。
そのため、すべての文字が同じ強さで並んでいると、デザイナーさんが判断に迷ってしまいます。
- どこが大見出しか
- どこが小見出しか
- どの言葉を強調したいのか
- どこで改行したいのか
- どの情報を目立たせたいのか
ここまで明確にしておくと、制作チーム全体のシゴトが進めやすくなります。
実践ポイント
ワイヤーフレームを創るときは、デザイナーさん目線で見直しましょう。「この資料を見ただけで、デザイナーさんは迷わずデザインできるか?」もし迷いそうな箇所があれば、文字サイズ、太字、余白、注釈、見出しラベルなどで意図を伝えることが大切です。
ライターのシゴトは、文章を書くことだけではありません。制作に関わる人が動きやすい資料を作ることも、信頼されるライターに必要な力です。
8. 文章はスマホで読まれる前提で整える
記事やメルマガの添削では、文章の長さや改行についてもフィードバックしました。特に今は、スマホで文章を読む人が多いです。そのため、1文が長すぎたり、改行が不自然だったりすると、読みづらさにつながります。
文章を書いた後は、必ずスマホで見たときの読みやすさを確認しましょう。
- 1文が長すぎないか
- 同じ語尾が続いていないか
- 改行が細かすぎないか
- 2〜3行ごとに自然なまとまりになっているか
- 音読してリズムが悪くないか
こうした細かい調整で、読了率は変わります。
実践ポイント
文章を書いたら、最後に音読してみましょう。音読したときに息継ぎしづらい文章は、読み手にとっても負担になりやすいです。また、「あります」「です」「できます」が続いている場合は、語尾を変えるだけでもテンポがよくなります。
読みやすい文章は、内容以前に「読者を疲れさせない文章」です!
9. 具体例・たとえ話・事例を入れると腑に落ちやすい
ランディングページやセミナー案内の添削では、「内容をもう少し具体的にする」というフィードバックもありました。
たとえば、「6時間で売れる仕組みが完成します」と書かれていても、読み手は「本当にできるの?」と疑問を持つかもしれません。
その疑問を解消するには、具体例や事例が必要です。
- 実際にどんな仕組みを作るのか
- どんな手順で進めるのか
- 参加すると何が完成するのか
- AIを使うなら、どこまでAIを使うのか
- 初心者でもできる理由は何か
こうした情報があると、読み手は参加後のイメージを持ちやすくなります。
実践ポイント
抽象的な表現を見つけたら、次のように具体化してみましょう。
「売れる講座を作る」
↓
「市場ニーズと自分の経験を掛け合わせ、申し込みにつながる講座コンセプトを作る」
「AIで効率化する」
↓
「AIとの壁打ちで、講座テーマ・ターゲット・販売導線を短時間で整理する」
このように、読み手が頭の中で映像化できるレベルまで具体化すると、文章の説得力が高まります!
10. 制作物は「案件応募に使える見本」まで仕上げる
シゴトが獲れる制作シャトルランの目的は、ただ課題を提出して終わることではありません。添削を通して制作物の完成度を高め、案件応募や営業活動で使える制作見本にしていくことが大切です。
実際に、添削の中でも「この制作見本を使って案件応募していく」「オンライン交流会で見せる」といった活用の話が出ていました。
制作物は、創っただけではシゴトにつながりません。自分のスキルを伝えるための営業資料として活用してこそ、次のチャンスにつながります。
実践ポイント
制作物が完成したら、次のように活用しましょう。
- ポートフォリオに掲載する
- 案件応募時の実績として添付する
- SNSで制作意図とともに発信する
- 交流会で「こういう制作ができます」と伝える
- クライアントへの提案資料に組み込む
添削を受けて終わりではなく、シゴト獲得につなげるところまでが制作トレーニングです。
まとめ|シゴトが獲れる制作物は、細部まで意図して作られている
5月の制作シャトルランでは、メルマガ、チラシ、ランディングページ、ワイヤーフレーム、薬機法対応など、さまざまな制作物を添削しました。
共通していたのは、成果につながる制作物には「意図」があるということです。
なぜこの件名なのか。
なぜこの見出しなのか。
なぜこの順番なのか。
なぜこの言葉を選んだのか。
なぜこの情報を先に見せるのか。
一つひとつの判断に理由を持てるようになると、制作物の完成度は大きく変わります。
コトバツカイに求められるのは、ただ文章を書く力だけではありません。読み手の感情を動かし、商品やサービスの価値を伝え、クライアントさんの成果に貢献する力です。
制作シャトルランでは、そうした実践力を磨くために、受講生さん一人ひとりの制作物に対して具体的な添削を行っています。「書けるライター」から「成果につながる制作ができるライター」へ。
その一歩として、今回のノウハウをぜひ自分の制作物にも取り入れてみてくださいね!
B&Hライター養成講座のコンテンツ内容について詳しく知りたい方は、無料の体験ウェビナーを公開しています。
好きなときに観られるので、ぜひ興味のある方はご覧ください!



