案件応募は“数”だけでは通らない。シゴトにつながる提案力の磨き方【B&Hライター養成講座 案件ソウゾウサポート会5月まとめ】

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こんにちは!B&Hライター養成講座 主宰の中道麻智子です。
B&Hライター養成講座では、受講生さんが案件獲得に悩んだとき、無期限で相談できる「案件ソウゾウサポート会」を開催しています。

5月のサポート会では、実際に案件応募を進めている受講生さんから、次のような相談がありました。

「数応募したけれど、面談に進めたのは2件だった」
「Instagram運用代行の相談を受けたけれど、どう提案すればいいか迷っている」
「自分の魅せ方や肩書きが、まだしっくりこない」

どれも、ライターとして案件を獲得していくうえで多くの人がぶつかる悩みです。今回のサポート会で見えてきたのは、案件獲得に必要なのは「とにかく応募数を増やすこと」だけではないということ。

もちろん行動量は大切です。ですが、ただ応募ボタンを押すだけでは、クライアントさんの記憶にも感情にも残りにくくなります。大切なのは、クライアントの立場に立ち、「この人にお願いしてみたい」と思ってもらえる状態をつくることです。

この記事では、5月の案件ソウゾウサポート会で出た内容をもとに、案件獲得の確度を上げるために実践できるノウハウをまとめてお伝えします!

案件応募は「ポチるだけ」では通りにくい

案件応募でまず見直したいのが、応募の仕方です。求人サイトやマッチングサービスでは、ボタンを押すだけで応募できる案件もあります。しかし、ポチッと押しただけの応募では、クライアントさん側から見ると「その他大勢の応募者の1人」になりやすい。

クライアントさんは、応募が届いたら次のような流れで確認します。

  • どんな人が応募してきたのか(どんなコミットをしてくれるか)
  • プロフィールには何が書かれているのか
  • 実績や制作見本はあるのか
  • 自社の案件に合いそうか
  • やり取りをしてみたいと思えるか

つまり、応募文だけではなく、プロフィール・ポートフォリオ・制作見本まで含めて判断されているということです。

クライアントさんの立場に立てば、プロフィールが整っていない状態で応募するのは、もったいない行動です。どれだけスキルがあっても、「この人は何ができる人なのか」が伝わらなければ、次のステップに進みにくくなります。

案件に応募する前に、まずは以下を確認することが重要です!

  • プロフィールに「誰のどんな役に立てるか」が書かれているか
  • 制作見本がワンクリックで見られる状態になっているか
  • 応募する案件に合った実績やサンプルを提示できているか
  • なぜその案件に応募したのかが伝わるか
  • クライアントが「この人に一度話を聞いてみたい」と思える内容になっているか

応募は、数を打つだけではなく、1件1件の精度を高めることが大切です。

提案文では「できます」より「こう役に立てます」を伝える

案件応募で通過率を上げるためには、提案文の質も重要です。

ただ「ライティングできます」「SEO記事を書けます」「薬機法に配慮できます」と伝えるだけでは、他のライターとの差が見えにくくなります。

クライアントさんが知りたいのは、スキルの有無だけではありません。

「お任せしたらどのような未来を実現してくれるか」
「自社のことを理解してくれているか」
「お願いしたらどんな成果につながりそうか」
「やり取りしやすそうか」

こうした部分を見ています。そのため、提案文では自分のスキルや資格を並べるのではなく、相手の状況に合わせて「どう役に立てるか」を伝えることが大切です。

たとえば、次のような流れで書くと伝わりやすくなります。

提案文に入れたい要素

  1. クライアントさんに対するコミット
  2. 自分が支援できること
  3. 応募した理由・想い
  4. 関連する制作見本や実績
  5. 進め方の提案
  6. 最後の一言

相手の目的に合わせて伝えることで、「この人はちゃんと考えて応募してくれている」と感じてもらいやすくなります。案件応募は、自分を売り込む場ではなく、相手の課題に対して「私ならこう支援できます」と伝える場です。

制作見本は完璧にそろうまで待たなくてもいい

案件獲得に向けて、制作見本を増やすことはとても大切です。ただし、「〇本そろってから応募しよう」と完璧を待ちすぎると、行動が止まってしまうこともあります。

もちろん、制作見本を複数用意しておくと、応募できる案件の幅は広がります。SEO記事、LP、チラシ、SNS投稿、メルマガなど、複数のサンプルがあれば、案件ごとに適したものを見せられます。しかし、すべてが完成してからでなければ応募できないわけではありません。

たとえば、記事案件に応募するなら記事のサンプルを。ランディングページ案件に応募するならランディングページのサンプルを。チラシや広告系の案件なら、広告に近い制作見本を。

このように、応募する案件に合った見本が1つでもあれば、応募に進める可能性はあります。大切なのは、制作見本をただ置いておくことではなく、クライアントさんがすぐに見られる状態にしておくことです。

形式は何でも構いませんが、ワンクリックで確認できる状態にしておきましょう。クライアントさんは日々忙しいため、「見本はこちらです」と言われてすぐ見られるだけでも、印象は変わります。

Instagram運用代行は「何をやるか」より先に「何のためにやるか」を聞く

今回のサポート会では、Instagram運用代行についての相談もありました。

「知人から、工房を広めるためにInstagramをやりたいと言われた。でも、具体的に何をすればいいのかわからず、お手伝いしたいと言えなかった」このような場面は、ライターにもよくあります。特にSNS運用は、できる範囲がとても広い仕事です。

  • フィード投稿の作成
  • リール動画の作成
  • ストーリーズ投稿
  • 投稿文の作成
  • 画像・動画の撮影
  • Canvaなどでのデザイン
  • 投稿代行
  • 分析レポート
  • プロフィール改善
  • 導線設計
  • キャンペーン企画

どこまで担当するかによって、シゴト内容も料金も大きく変わります。だからこそ、最初に確認すべきなのは「何をやるか」ではなく、「何のためにInstagramをやりたいのか」です。

最初に聞きたい質問

  • Instagramを本格的に始めたいのはいつ頃?
  • ご自身で運用したいですか?外注も考えていますか?
  • Instagramで何を増やしたいですか?
  • 認知を広げたいのか、問い合わせを増やしたいのか、ECサイトへの流入を増やしたいのか
  • 現在のアカウントはありますか?
  • 投稿頻度や運用体制はどのくらいを考えていますか?
  • 予算感はありますか?

この質問をすることで、相手が本気で取り組みたいのか、まだふわっと考えているだけなのかが見えてきます。相手の本気度や目的が見えないまま提案してしまうと、シゴト内容も料金も曖昧になり、後からトラブルになりやすくなります。

SNS運用代行では、最初のヒアリングがとても大切です。

提案書はゴールから逆算して作る

Instagram運用の提案をする場合も、考え方はライティング案件と同じです。大切なのは、ゴールから逆算することです。たとえば、クライアントの目的が「ECサイトへの流入を増やしたい」なら、Instagramの投稿数を増やすこと自体がゴールではありません。

本当のゴールは、InstagramからECサイトに来る人を増やすことです。その場合、提案書では次のように整理できます。

  • 目標:月間アクセスのうち一定割合をInstagramから流入させる
  • 現状:InstagramからECサイトへの流入が少ない
  • 課題:プロフィール導線が弱い、投稿内容が難しい、商品の魅力が伝わりにくい
  • 施策:プロフィール改善、フィード投稿、リール投稿、導線設計、月次分析
  • 運用内容:週1回のフィード投稿、週1回のリール投稿、月1回のレポート
  • 料金:月額〇万円

このように、クライアントのゴールに対して「なぜその施策が必要なのか」を説明できると、提案に納得感が出ます。逆に、ゴールが曖昧なまま「フィード投稿できます」「リール作れます」と伝えても、相手は判断しにくくなります。

提案書は、自分ができることのメニュー表ではありません。クライアントさんの理想の状態に近づくための道筋を示すものです。

AIを使う前に、マーケティング事例の引き出しを増やす

案件ソウゾウサポート会では、マーケティング領域のシゴトを任され始めた受講生さんからも相談がありました。

「AIをどこまで使えばいいかわからない」
「資料を作るのに時間がかかる」
「自分の資料と、他の人の資料の差を感じる」

今の時代、AIを活用する力はとても大切です。しかし、AIに丸投げすれば良い提案ができるわけではありません。まず必要なのは、自分の中にマーケティング事例の引き出しを増やすことです。

たとえば、日常の中でもマーケティングの学びはあります。

  • なぜこの商品が流行っているのか
  • なぜこのお店には人が集まっているのか
  • なぜこの広告は目に留まるのか
  • なぜこのSNS投稿は保存されているのか
  • なぜこのサービスは口コミが広がっているのか

こうした視点で日々の情報を見ると、提案の引き出しが増えていきます。AIは、考える力をゼロから代わってくれるものではなく、自分の考えを整理したり、リサーチを補助したり資料を整えたりするために使うものです。

まずは自分で仮説を立てる。
そのうえでAIに壁打ちする。
さらにクライアントの状況に合わせて調整する。

この順番が大切です。

自分の見せ方は「強み×需要×コトバ」で磨く

案件獲得では、肩書きや自分の見せ方も重要です。

「SEOライターです」
「セールスライターです」
「思いに沿った文章を書きます」

こうした表現は間違いではありませんが、同じように名乗る人が多いと埋もれてしまいます。

大切なのは、「あなたにお願いする理由」が伝わることです。そのためには、まず自分を棚卸しする必要があります。

自分の魅せ方を考える質問

  • 自分は誰の役に立ちたいのか
  • どんな悩みを持つ人を助けたいのか
  • これまで人から褒められたことは何か
  • クライアントからよく頼まれることは何か
  • 仕事の中で楽しいと感じる瞬間はどこか
  • 自分が自然にできてしまうことは何か
  • どんなテーマだと熱量高く関われるのか
  • なぜそれをやりたいのか

ここで大事なのは、自分だけで考えすぎないことです。自分では当たり前だと思っていることが、他人から見ると強みになっていることがあります。たとえば、「話しやすい」「親しみやすい」「相手の思いを引き出せる」「言語化が得意」「間に立つのがうまい」といったことも、立派な強みです。

ライターのシゴトは、文章を書くことだけではありません。相手のコトバにならない想いを引き出すこと。事業の魅力を整理すること。届けたい相手に伝わる形へ変換すること。

こうした力も、案件獲得において大きな価値になります。

肩書きは一度で完成させなくていい

自分の肩書きや魅せ方は、一度決めたら永遠に使い続けなければいけないものではありません。活動していく中で、変わっていっていいものです。

最初はしっくりこなくても、コトバを出してみる。
人に見てもらう。
反応を見る。
また修正する。

この繰り返しで、少しずつ自分らしい肩書きに近づいていきます。特に個人で働く場合、「何ができますか?」だけではなく、「なぜあなたにお願いしたいのか」が大切になります。

その理由を言葉にするためにも、自分の強みと、世の中の需要と、クライアントの声をつなげて考えていきましょう。

インタビュー力は、案件獲得にも直結する

今回のサポート会では、インタビュー案件についての相談もありました。インタビューでは、ただ質問項目を順番に聞くだけではなく、相手の熱量が高まる瞬間を逃さないことが大切です。

たとえば、相手の話し方が少し早くなったり、表情が明るくなったり、「ここは本当に良かった」と感情が乗ったりする瞬間があります。そこを深掘りできると、読者に伝わるコトバが引き出せます。

これは、案件獲得にも通じる力です。クライアントさんとの打ち合わせでも、相手のコトバの奥にある本音を聞くことができれば、より良い提案につながります。

  • なぜその施策をやりたいのか
  • どんな状態になったら成功なのか
  • 何に困っているのか
  • どこに不安があるのか
  • 本当は何を大切にしているのか

ここを深掘りできる人は、単なる作業者ではなく相談されるパートナーになっていきます。

案件獲得で大切なのは「相手の立場に立つ力」

5月の案件ソウゾウサポート会で共通していたテーマは、「相手の立場に立つ力」でした。

案件応募でも、SNS運用代行でも、提案書作成でも、肩書きづくりでも、インタビューでも、すべてに共通しているのは、相手を理解することです。

クライアントは何に困っているのか。
何を実現したいのか。
どんな人に頼みたいと思っているのか。
どんな言葉なら安心してもらえるのか。
どんな提案なら「この人にお願いしたい」と思ってもらえるのか。

ここを想像できるかどうかで、案件獲得の確度は変わります。シゴトを獲得したいなら、文章力だけを磨くのではなく、相手の状況を想像する力、ヒアリングする力、提案する力、自分の価値を言語化する力を磨いていくことが大切です。

今日から実践できる案件獲得チェックリスト

最後に、今回の内容をもとに、今日から実践できることをまとめます!

  • プロフィールに「誰のどんな役に立てるか」を書く
  • 応募先に合った制作見本をワンクリックで見られるようにする
  • 応募文では「できます」ではなく「こう役に立てます」を伝える
  • クライアントの現状とゴールを想像してから提案する
  • SNS運用代行では、最初に目的・本気度・予算感を確認する
  • 提案書はゴールから逆算して作る
  • AIに丸投げする前に、自分の中にマーケティング事例をためる
  • 自分の肩書きは「強み×需要×言葉」で磨く
  • クライアントや周りの人から褒められた言葉をメモする
  • インタビューや打ち合わせでは、相手の熱量が高まる瞬間を深掘りする

案件獲得は、テンプレートだけでうまくいくものではありません。けれど、相手の立場に立ち、自分ができることを相手に合わせて伝える力を磨けば、少しずつシゴトにつながる確度は上がっていきます。

B&Hライター養成講座の案件ソウゾウサポート会では、受講生さん一人ひとりの状況に合わせて、案件獲得の考え方や提案の仕方を一緒に整理しています。

「応募しているのに通らない」
「自分の強みがわからない」
「提案の仕方に自信がない」
「シゴトの幅を広げたい」

そんな方は、ぜひ今回の内容を参考に、まずはプロフィール・制作見本・提案文の見直しから始めてみてください。案件獲得は、才能だけで決まるものではありません。相手を理解しようとする姿勢と、行動しながら改善し続ける力が、次のシゴトにつながっていきます!

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