こんにちは!B&Hライター養成講座 主宰の中道麻智子です。
B&Hライター養成講座では、受講生さんが継続的にシゴトを獲得していけるように、無期限の「案件ソウゾウサポート会」を開催しています。
この会では、単に「案件に応募しましょう」「提案文を送りましょう」といった表面的な話ではなく、受講生さん一人ひとりの状況に合わせて、案件獲得の進め方や提案の考え方を具体的に相談できます。
4月のサポート会では、主に以下のような相談がありました。
- 交流会やコミュニティで出会った相手と、どうシゴトにつなげるか
- 制作会社さんとのシゴトを増やすために、稼働時間や目標をどう設定するか
- 正社員募集の求人に、フリーランス・業務委託として提案できるか
- 低単価のテストライティングを受けるべきか
- ディレクション案件で、クライアントとのやりとりをどう整理するか
特にお伝えしたのは、「シゴトは悩み解決である」という考え方です。案件をつくるには、クライアントさんの立場に徹底的に立ち、相手が何に困っているのかを想像することが欠かせません。すでにある案件に応募するだけなら募集要項を読めば動けますが、自分からシゴトを生み出すには、相手の悩みを掘り出し、それに合う提案をする力が必要です。
案件獲得ノウハウ1:違和感のあるコミュニティや案件には無理に乗らない
4月のサポート会では、交流会やコミュニティで「ライターのシゴトがある」と言われたものの、参加に違和感があるという相談がありました。
この相談に対しては、「違和感は大事にしていい」という話が出ました。交流会やコミュニティにはそれぞれ文化や進め方、主催者の考え方があります。仕事につながりそうだからといって、自分が共感できない場に無理に参加すると、後々やりづらさやモヤモヤにつながることがあります。
案件獲得では、「シゴトがあるかどうか」だけでなく、「長く信頼関係を築ける相手かどうか」も大切です。(もちろん、駆け出しの頃はある程度YESマンで動くことも大事ですが、見極めは必要です)
実践してほしいこと
交流会やコミュニティに参加したあと、次の3つを振り返ってみるのがおすすめです。
- 自分はその場の雰囲気に安心できたか
- 主催者や参加者の価値観に共感できたか
- シゴトにつながった場合、長く付き合いたいと思える相手か
「シゴトがありそう」よりも、「信頼して関われそう」を大事にすることで、後悔の少ない案件獲得につながります。
案件獲得ノウハウ2:稼働時間は“仮で決めて、動きながら修正する”
制作会社とのシゴトを始めた受講生さんからは、「依頼がどれくらい来るかわからない中で、行動量や稼働時間をどう設定すればいいか」という相談がありました。
まず月の稼働時間を決めるのも一つの手です。たとえば「月130時間は確保する」「最大160時間までは動ける」といったように、通常稼働と最大キャパを分けて考える方法です。
また、数値目標は最初から完璧に決める必要はなく、変動する部分は仮で立てて、実際に動きながら修正するしかないという話もありました。
実践してほしいこと
まずは、以下の3つを数字で出してみましょう。
- 1週間でシゴトに使える時間
- 現在の案件で必要な時間
- 新規案件獲得のために使える時間
たとえば、週30時間使えるなら、既存案件に20時間、新規営業や制作見本づくりに10時間など、ざっくり配分します。
大切なのは、最初から正解を出すことではありません。仮で決めて、1週間動いてみて、「足りなかった」「多すぎた」と振り返りながら調整することです!
案件獲得ノウハウ3:提案前に、相手の制作体制や悩みを聞く
フェムテック系イベントで出会った企業に対して、「自分に依頼してもらうなら、どんなメリットを伝えればいいか」という相談もありました。
ここでポイントになったのは、提案内容そのものよりも、提案前のヒアリングです。
相手がライターに興味を持ってくれたのであれば、その場で「社内にライターさんはいらっしゃいますか?」「今はどんな体制で制作されていますか?」と軽く聞いておくと、提案しやすくなります。前提条件がないまま提案すると、相手の状況に合った話がしづらくなるからです。
また、「差別化ポイントを見つけます」「薬機法に気をつけて訴求します」といった表現だけでは抽象的です。経営者が知りたいのは、「依頼すると、今の業務や売上がどう変わるのか」です。
実践してほしいこと
交流会やイベントで「ライターなんですね」「興味あります」と言われたら、すぐ売り込むのではなく、まずは次のように聞いてみることがおすすめです!
- 今はどんな体制で発信や制作をされていますか?
- 社内で文章を書いている方はいらっしゃいますか?
- 集客や販売ページで、今困っていることはありますか?
- 広告やLP、SNSの反応で気になっていることはありますか?
この質問ができると、提案が「自分にできることの説明」ではなく、「相手の悩みを解決する提案」に変わります。
案件獲得ノウハウ4:「自分の強み」は、相手の売上や業務改善につながる形で伝える
相談の中では、不妊治療クリニックで長年働いている経験をどう提案に活かすかという話もありました。
そのまま「女性の気持ちがわかります」と伝えるだけでは、外注するメリットとしては少し弱くなります。実際には、「悩んでいる人たちのリアルな声がわかる」「その声を商品の販売や訴求に活かせる」と伝えた方が、クライアントにとっての価値が見えやすくなります。
実践してほしいこと
自分の強みを伝えるときは、以下の形に変換してみましょう。
NG例
「私は医療現場の経験があります」
「私は女性の気持ちがわかります」
「薬機法に配慮できます」
OK例
「医療現場で患者さまの悩みに触れてきた経験を活かし、読者が本当に不安に感じている点をLPや記事に反映できます」
「薬機法に配慮しながら、商品の魅力が伝わる表現に整えられます」
「競合との違いを整理し、日本のユーザーに伝わる訴求へ落とし込めます」
強みは、ただ並べるだけでは伝わりません。
「だから、相手にどんなメリットがあるのか」まで言語化することが大切です。
案件獲得ノウハウ5:正社員募集でも、業務委託の可能性を探れる場合がある(提案は必要)
別の相談では、正社員募集のように見えるライター求人に対して、フリーランス・業務委託として提案できるかという話がありました。
この場合、まず確認すべきなのは「業務委託でも可能かどうか」です。さらに、その会社が過去に業務委託の人と仕事をした経験があるかどうかによって、提案の通りやすさが変わります。業務委託の前例があれば、会社側も依頼後の流れを想像しやすくなります。一方で、正社員やパートしか雇ったことがない会社の場合は、ハードルが高くなる可能性があります。
実践してほしいこと
求人に応募する前後で、以下を確認してみましょう。
- 業務委託の募集実績があるか
- 外部パートナーやフリーランスと仕事をしているか
- 求人内容に「リモート可」「副業可」「外部パートナー」などの言葉があるか
- 面接で「ライターに一番求めていること」は何かを聞けるか
正社員募集だからといって、必ずしも可能性がゼロとは限りません。相手の求めていることを聞いたうえで、「それなら業務委託でも実現できます」と提案できれば、シゴトにつながる可能性があります。
案件獲得ノウハウ6:低単価のテストライティングは慎重に見極める
4月のサポート会では、テストライティングの見極めについても話が出ています。
特に、極端に低単価のテストライティングについては、「本当に質の良いライターを採用したいと思っているのか」を考える必要があります。もちろん、どうしても関わりたい企業や将来性を感じる案件なら受ける選択もありますが、フィードバックがない、やりとりに時間がかかる、未来が見えない案件は慎重に判断した方がよいという話がありました。
注意してほしいこと
テストライティングを受ける前に、次の項目を確認しましょう。
- 報酬が極端に低すぎないか
- フィードバックがもらえるか
- 継続依頼の可能性があるか
- 自分が本当に関わりたいジャンル・企業か
- 相手のやりとりに誠実さを感じるか
「経験のため」と思って何でも受けると、自分の時間も市場価値も削ってしまいます。自分の専門性に誇りを持ち、未来につながる案件を選ぶ視点が大切です。
案件獲得ノウハウ7:案件探しと提案文作成は分けて行う
案件探しについては、「探す時間」と「提案文を書く時間」を分ける考え方も共有しました!
案件を探しながら一つひとつ提案文まで考えていると、時間がかかりすぎて行動量が落ちてしまいます。まずは案件探しだけに集中し、「これもありかも」と候補を広めに拾う。その後で、応募する案件を精査し、提案文を作る流れの方が進めやすいです。
即実践できること
案件探しは、次の2ステップに分けてみましょう。
ステップ1:候補を集める時間
30分なら30分と決めて、深く考えすぎずに候補を集める。
ステップ2:応募する案件を選び、提案文を書く時間
集めた案件の中から、自分の専門性や条件に合うものだけを選び、相手に合わせて提案文を作る。
このように分けるだけで、案件探しのスピードが上がり、提案の質も高めやすくなります。
案件獲得ノウハウ8:ディレクション案件では、やりとりの証拠を残す
ディレクションに関する相談では、クライアントさんや関係者とのやりとりをどう整理するかという話も出ました。
ディレクターは、関係者の間に立つ仕事でもあります。そのため、トラブルや認識違いが起きたときに備えて、「誰が、いつ、何を言ったのか」を残しておくことが大切です。チャットをたどったり、必要に応じてスクリーンショットを残したり、経過報告をまとめたりすることも、シゴトの一部として必要になります。
また、ディレクターは板挟みになりやすいシゴトでもあるため、共感しすぎて抱え込みすぎないことも大切。相手の気持ちを汲み取る力は必要ですが、一定の線引きをする力も求められます。
ディレクションにおける注意点
案件が始まったら、以下を意識しておきましょう。
- 決定事項はチャットに残す
- 口頭で決まったことも、後から文章で確認する
- 納期変更や判断理由は記録しておく
- トラブルが起きたら、感情ではなく経緯で説明できるようにする
「ちゃんとやっているのに伝わらない」を防ぐためにも、記録は自分を守る武器になります。
まとめ:案件ソウゾウに必要なのは、相手の悩みに入り込む力
4月の案件ソウゾウサポート会では、案件獲得に必要な考え方をたくさん共有しました。
特に大切なのは、以下の3つです。
- 信頼できる相手を見極めること
- 自分の強みを、相手の売上や業務改善につながる形で伝えること
- クライアントさんの悩みを想像し、悩み解決として提案すること
案件は、ただ募集を探して応募するだけではありません。相手の状況を知り、悩みを想像し、「私ならこう解決できます」と伝えることで、自分からシゴトをつくることができます。
B&Hライター養成講座の案件ソウゾウサポート会では、こうした案件獲得の考え方を、受講生さん一人ひとりの状況に合わせて具体的にサポートしています。
「どう動けばいいかわからない」
「提案しても仕事につながらない」
「自分の強みをどう伝えればいいかわからない」
そんな悩みがある方にとって、案件ソウゾウサポート会は、案件獲得の行動を一緒に整理し、次の一歩を見つける場になっています。
講座の内容についてさらに詳しく知りたい方は、以下の体験ウェビナーもご覧ください!



