「 ブルーオーシャン 」「 レッドオーシャン 」というコトバは聞いたことがある方が多いと思います。
実はもう一つあるのですが、 ブラックオーシャン ってご存じですか?
ブラックオーシャン は ブルーオーシャン や レッドオーシャン とは違い、ライバルのいない”独占市場”のことです。
今日は、ちょっと番外編でマーケティング的な話、 ブラックオーシャン についてお伝えします。
もくじ
レッドオーシャン 、 ブルーオーシャン とは?
まずは良く使われる レッドオーシャン 、 ブルーオーシャン から。
この2つはもうGoogleを検索すればいくらでも情報が出てくるのでカンタンにだけご紹介します。
レッドオーシャン とは?
レッドオーシャン とは、一言で言えば「ライバルの多い激戦区」のことです。
ライバルが多いため価格競争となり、薄利多売になる傾向があります。
残存者利益を得るためにあえて レッドオーシャン に突っ込むのはアリですが、正直なところ、資本力の小さい個人レベルでは レッドオーシャン は「つらい」の一言です。
ブルーオーシャン とは?
ブルーオーシャン は レッドオーシャン から少し離れた場所にある、波の静かな海です。一言で言うなら、「ライバルに戦わずして勝つ市場」のことです。
ライバルが少ない、もしくはいないため価格競争が少なく、付加価値の高い商品・サービスがあるのが特徴です。
さて、ここが勘違いしやすいポイントなのですが、 ブルーオーシャン は レッドオーシャン から独立しているのではなく、陸続きならぬ海続き(?)で繋がっています。
そのため、時間が経てば レッドオーシャン 化することもありえます。
どうすれば ブルーオーシャン を狙えるの?
一般的には レッドオーシャン は資本力がないとつらいので、個人レベルの起業家は ブルーオーシャン を目指すことになります。
では、どうすれば ブルーオーシャン を狙えるのか?
そのために必要なのが「差別化」です。俗に言う USP や UVP を見いだして差別化を行い 、ブルーオーシャン を”創りだし”ます。
USP と UVP の違いについては超・簡易版の記事を書いているので興味ある方はこちらをご覧ください。
ブラックオーシャン とは?
先ほど ブルーオーシャン は レッドオーシャン 化する可能性があると書きましたが、その逆の発想もすることができます。
参入障壁が高い領域にあえて踏み込むことで、フォロワーの参入を抑えるわけです。
このように参入障壁が高くライバルが新規で参入しづらく、ライバルがもともと存在しない(少ない)独占市場のことを ブラックオーシャン と呼んでいます。
ブラックオーシャン の特徴は レッドオーシャン 化しづらいこと。
レッドオーシャン 、 ブルーオーシャン 、 ブラックオーシャン を図にするとこんな感じです。
ブラックオーシャン も ブルーオーシャン と同様、見つけるというよりかは USP や UVP をもとに創りだします。
コピーライティングで大切なこと=商品・サービスの立ち位置
商品・サービスのコピーを書く際にはさまざまな要素を組み合わせますが、その要素の一つにポジショニング(立ち位置)があります。
似たような商品・サービスが多くあったとしても、 USP や UVP といった特徴をもとに ブルーオーシャン や ブラックオーシャン の領域に持ち込むことができれば商品・サービスは売れます。
このポジショニングをどう取れるか、魅せられるか、がセールスコピーライターの一つのウデなのかもしれませんね。
たとえば、これからはさらにWebの時代ですが・・・
今後は AI (人工知能)や IoT (Intenet of Things:モノのインターネット化)によりますますWebの世界が発展していきます。
AI や IoT のような付加価値が付けられれば ブルーオーシャン に行けますが、その波に乗れなければ レッドオーシャン 行きです。現状ですでにWebの世界はかなり レッドオーシャン ですが(^_^;)
このように10人が10人ともWebの方向を向くので、逆の位置に レッドオーシャン でも ブルーオーシャン でもない ブラックオーシャン が生まれます。
たとえば今後は「アナログ」な手法は ブラックオーシャン 化していくんじゃないかなと思っています。
まとめ
ブラックオーシャン とは、参入障壁が高いためにライバルが新規で参入しづらく、さらに元の市場にライバルがもともと存在しない(もしくは少ない)独占市場のことをいいます。
ブラックオーシャン を創りだすためには、商品・サービスの USP や UVP をじっくり考えて業界で唯一無二の価値を創りだすことが大切です。
ぜひあなたも ブラックオーシャン を狙ってみてください(^o^)