最近、ChatGPTのプレミアムプランである「ChatGPT Plus」の登録や更新時に、クレジットカードが利用できないという問題が発生しています。
筆者自身も、更新時の決済でエラーが発生し、無料プランへ強制的に戻された経験があります。
この記事では、筆者が試した解決方法について詳しくご紹介いたします。
ChatGPT Plus登録から1か月後、いきなり無料プランに戻っていた
私が毎日ChatGPTを使用する中で、特にGPT-4は欠かせないツールとなっています。
しかし、ある日突然GPT-4が姿を消したのです。
「もしかして別アカウントでログインしてしまったか?」と疑問に思い、ログアウトして再度ログインしてみました。
しかしながら、モデル選択欄からGPT-4が消えていて、無料プランに戻されていました。
調査の結果、他にも同様の状況に遭遇したユーザーがいることが判明しましたが、明確な解決方法を見つけている人はまだ見つかっていませんでした。
※決済状況の確認は、アカウント内の「My Plan」から「Manage My Subscription」を選択することで詳細情報が閲覧可能です。


クレジットカード会社のセキュリティに引っかかる
ChatGPT Plusは、OpenAI社が提供する国際的なサブスクリプションサービスです。
しかし、海外サイトでクレジットカードを利用する際には、不正利用の疑いが生じることがあり、一時的にクレジットカード決済が保留(キャンセル)されることがあります。
これは、日本のクレジットカードが高いセキュリティ対策を進めているために起こっている珍しい問題です。
筆者も、ChatGPT Plusの更新決済が不正利用疑いでクレジット決済保留が保留されるトラブルに遭遇しました。
そのため、クレジットカード会社に連絡し、利用制限の解除を依頼することが必要となりました。
クレジットカード会社がOKでもOpenAI社側がNG?
クレジットカード会社のセキュリティ問題が解決したため、ChatGPT Plusの使用料を支払うために決済手続きを進めました。
しかし、決済が通らず、「カードの使用が拒否されました」というエラーメッセージが表示。
誰が拒否しているのか疑問に思いましたが、クレジットカード会社の問題は解消されていたため、考えられるのはOpenAI社と決済会社(Link by Stripe)の2つです。
以前にStripeで決済障害が発生したことがあったのを知っていましたが、Twitterなどで情報収集をしても、今回は障害が発生しているというツイートが全世界的に見当たらなかったため、この説は除外。
そこで、筆者は直接、OpenAI社に連絡を取ることにしました。OpenAI社への最初のコンタクトは、同社のウェブサイト内にあるチャットボットから行いました。
以下にその時のやり取りの記録を掲載します。



- ブラウザのキャッシュとCookieをクリアして、もう一度取引を試みてください。
- それでも問題が解決しない場合は、銀行に連絡し、お客様の口座に問題がないか、またはセキュリティ上の理由で取引がブロックされていないかを確認してください。
- 最後に、お客様とカード発行会社の両方がサポートされている国にいることを確認してください。
上記の指示に従い、すべて実行しましたが、解決には至りませんでした。
そこで、「本当に助けてください」とお願いしたところ、「明日メールいたしますね!」という返信が来ました。
翌日、返信を待ちましたが、連絡はありません。
「言われたことを全てやって、クレジットカード会社もカード利用に問題はないと言っていますが、まだ決済できません。どうなっていますか?」
という内容を送ってみましたが、反応はありませんでした。
ダメもとで、もう一度決済手続きを試みたところ、無事決済が完了。
「いやいや、決済ができるようになったなら、連絡してほしかったよ…。」
とは思いましたが、再びChatGPT Plusを使える喜びで、もやもやした気持ちはすぐに消え去りました。
クレジットカードの種類は関係しているのだろうか
「J○Bカードが使えない」「○天カードが使えない」といった情報が出回っていますが、これは必ずしも正確ではありません。
筆者は後者の○天カードのV○SAを使用して決済ができました。
おそらく、「一部のクレジットカードが決済に対応していない」というより、「決済が難しいクレジットカードが存在する」という表現が適切と思われます。
令和5年5月4日現在、OpenAIからの回答はまだありませんので、明確な答えをお伝えすることはできませんが、「クレジットカードの種類によって決済に制限があるのか?」という疑問については、直接質問してみる予定です。
誰しもが確実に解決できる方法はまだ見つかっていない
今回、筆者はこの方法でトラブルを解決しましたが、同じ手順を踏んでも必ずしもすぐに解決に繋がるとは限りません。
決済システム(Link)の個人登録情報を全て英語表記に変更することで決済が通るケースがある一方で(筆者も試してみましたが、効果はありませんでした)、クレジットカード会社に不正利用でないことを伝えるだけで即座に決済が可能になったケースも存在しています。
ユーザー同士で相互に情報共有していくことが大切
ChatGPTサービスの開始からまだ日が浅く、詳細な情報が不足しています。
多くの人がまだこの新しい技術に慣れていないため、個々の経験を共有することで、AI時代をより快適に楽しむことが可能になるでしょう。
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